根性がある、行動力がある、稼ぎがいいなど、「強い女」にも種類がありますよね。私が出会った最強の女性は、仕事が桁違いにできる人でした。今回はその女性がパワハラ上司に逆襲したエピソードをご紹介します。
画像: ftnews.jp
ftnews.jp

やりたい放題のパワハラ上司にゲッソリ

すぐに怒鳴る、部下に仕事を丸投げする、気分次第で部下の休暇申請を却下する、など典型的なパワハラ上司がいました。
彼は会社の会長と親しい間柄だったので、上層部にパワハラを訴えてもまともに取り合ってくれません。「社会人ならうまくやってくれ」と言われて終了でした。

パワハラ上司は好き勝手にできると勘違いしたのか、次第に言動がひどくなり、退職を本気で考える社員も出てきました。
この状態を放置できない!と動いたのが、中堅の女性社員。単独で上層部に話をつけに行ったのです。

上層部を動かした彼女の交渉方法とは?

彼女はパワハラ上司がどんな振る舞いをしているのか、資料を作成して上層部に提出し、彼の処分を訴えました。
ここまでしても上層部は「彼は会社のために厳しく接している」「部下側にも問題があるのではないか」と、のらりくらりとかわします。

ここで引き下がっては、これまでと同じです。
そこで彼女は自分の退職願を上層部に突きつけて、パワハラ上司に処分を下さないのであれば、自分が辞めると伝えました。

有能社員の逆襲に慌てた上層部

普通なら「じゃあ辞めたら」と言われそうですが、彼女は抜けた穴を埋めるのが困難な有能な社員。
彼女ほどの人材ならすぐに転職が決まり、クライアントを連れて行かれる可能性もありました。

コネが強いパワハラ上司をとるか、優秀な彼女をとるか。
選択に迫られた上層部は、彼女を取りました!「パワハラ上司を何とかするから、退職は待ってほしい」と、ようやく動いたのです。

パワハラ上司の左遷に成功!

パワハラ上司は部下のいない閑職へ左遷され、職場に平和が戻りました。
会長とパワハラ上司の顔を立てるため、もっともらしい理由をつけて新しい部署を作ったそうです。

たった1人で、しかも退職願を携えて交渉したことに周囲はびっくり!
さらに、彼女は上司を左遷させた責任を取るために自分の降格処分を願い出ていました。かっこよすぎる!と評価はうなぎのぼり。
嫉妬したのか「上司を飛ばしたおっかない女」なんて陰口をたたく男性社員もいましたが、「何もできなかったヤツは黙ってろ!」と女性社員から猛反撃されていました。
自分の退職をチラつかせて上司を退場させるなんて、有能で替えが効かない人材だからできたことですよね。

ftnコラムニスト:愉子


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.