帝王切開で出産後、姑の心無い一言に傷つけられたAさん。深く傷ついたAさんでしたが、とある人物が彼女に優しい言葉をかけてくれたのです。
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想定外だった妊娠出産

長年の不妊治療の末、念願の妊娠をしたAさん。しかし、安定期に入ってまもなく、切迫早産と診断され入院してしまいます。しかも長期入院の末、緊急帝王切開となってしまったのです。

まさかの展開の連続に、頭が追いつかなかったAさん。「お腹を切るなんて怖い」と思ったAさんでしたが、待ったなしでその時は来たのです。

「帝王切開は出産じゃない」と言われ…

恐怖に耐え、無事に出産したAさん。しかし、すぐ麻酔が切れ、翌日以降、激しい後陣痛に襲われます。そして苦しむAさんの元に、突然姑がやってきたのです。

「あら~、帝王切開だったの?下から産まなきゃ、出産なんて言えないじゃない」

姑はAさんにこう言うと、一方的に話を続けます。

「陣痛って本当に苦しいのよ。一瞬で終わって、本当に楽チンで良かったわね」

Aさんは姑の話を聞き流せず、泣き出してしまいました。

助産師さん、ありがとう!

すると、

「少しいいですか?」

少し離れた場所から話を聞いていた助産師さんが、二人の元に近づいてきました。

「お義母さん、帝王切開は立派な出産ですよ。一つの命を産むということに代わりはありません」

「Aさん、無事に出産できたのだから、ママとして自信を持ってね」

言いたいことを全て言ってくれた助産師さん。これにはさすがの姑も、何も言い返せませんでした。そして、Aさんも助産師さんの優しい言葉に、心が救われたのでした。

最初から最後まで、何が起こるか分からないのが出産です。楽な出産なんて一つも存在しません。「何気ない一言で、人を傷つけてしまわないように」と改めて思ったエピソードでした。

ftnコラムニスト:はぴまる

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