結婚式にはドラマがあります。泣けるものや笑えるものもありますが、中にはモヤモヤするものも……。今回は、いとこの結婚式で起きた非常識なエピソードをご紹介します。
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結婚式に列席して! いとこから突然の依頼

近々結婚するらしい、と噂で聞いていたいとこから、突然電話がかかってきました。
「自分(新婦側)のゲストが少なく、両家でバランスが悪いから結婚式に列席してほしい」とのこと。

結婚式はなんと1週間後。「こんな直前になって! しかも別に親しくないのに……」と戸惑いつつ、おめでたい席に水を差すのも後味が悪いし、と急遽参列することにしました。
親戚なら他にもいるのに、なんで私なの? 会場から一番近いのが私だったの?
そんな疑問を抱きながら、当日会場に向かいました。

何かがおかしい結婚式

会場では確かに新婦側の出席者が少なく、新婦の友人席はスカスカ。
私は親戚なのに友人席に座らされ、席次表の肩書にも「新婦友人」と書かれていました。

新婦友人席は同窓会みたいな雰囲気になることが多いけど、そのテーブルはよそよそしい感じ。
「何かがおかしい……」と思っていたら、プロフィール紹介でその理由が判明しました。
新婦は経歴を詐称していたのです。

学歴も職歴も嘘だらけ!

新婦は専門学校を中退後、食品製造の工場に勤務していたはず。
ところがプロフィールでは、専門学校卒業後は大手企業で事務の仕事をしていた、と紹介されていました。
学歴も職歴も嘘ばかり!
司会者の「新婦は真面目な仕事ぶりで周囲から信頼され……」というセリフにあ然としました。

なるほど、本当の経歴を知っている友人は排除されたのか! と納得。
常識的な友人なら苦言を呈しますよね。
「親戚なら何も言わず黙ってくれるよね? 」と期待して、私が呼ばれたようです。

後日、経歴を盛った理由が判明

後日、いとこが経歴を盛りまくった理由が判明しました。
新郎は国立大卒で大手企業勤務。釣り合いを取るために経歴を盛ったそうです。

「工場を退職後に事務のアルバイトをしたから嘘じゃない」と言っていましたが、たった2ヶ月のアルバイトでさすがに盛りすぎ! 学歴詐称はバレたらまずいのでは!?
私は相場よりかなり多くお車代を受け取りましたが、これは口止め料ですよね。
モヤモヤが残る結婚式になっちゃいました。

ftnコラムニスト:愉子


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