共働き夫婦にとって子供が熱を出した時の対処は大問題。亜弥さんと巧さんはどちらもフルタイムで働く夫婦ですが、子供が熱を出し保育園からのお迎え要請が来た時は、いつも巧さんが率先して対応してくれていました。しかし、実はその対応をしていたのは巧さんでなく、その不倫相手だったのです……。

いつもありがとう! 100点満点の夫

共働きをして子育てをする亜弥さんと巧さん夫婦。亜弥さんは家事・育児を率先してやってくれる巧さんにいつも感謝をしていました。100点満点の夫だと感じており、周囲にも自慢をしていたのです。

特に感謝をしているのが、子供が保育園で熱を出しお迎え要請が来た時の対応をしてくれること。保育園に通う子供はしょっちゅう熱を出すので、その度に早退するわけにはいかずとても助かっていました。

今日もお迎え…保育園からの電話

協力して家事と育児をやっていた亜弥さん夫婦。ある日、2日連続で保育園からのお迎え要請があったことがありました。2日目に保育園からの電話があった時、亜弥さんはちょうど仕事に余裕があったため自分がお迎えに行くことに。

いつもLINEで相談しながら迎えに行く人を決めているので、巧さんにも「今日は自分がお迎えに行く」と連絡を入れたつもりが、その連絡がうまく送信できていませんでした。

誰…? 娘と迎えに来ている若い女性

亜弥さんが保育園まで急いで行くと、同じく誰かを迎えに来たのであろう若い女性がいました。それ自体は珍しいことではありませんが、亜弥さんが驚いたのはその女性が我が子の名前を口にしたから。

「あんずちゃんのお迎えに来ました」

その言葉に「え! どういうことですか?」と思わず声をかける亜弥さん。若い女性も驚いた顔で振り返り、慌てた様子で口をパクパクさせています。先生の気まずそうな顔に亜弥さんは、この女性がいつも迎えに来てくれていたことを察してしまいます。

ごめんなさい不倫してました

わけがわからない状況でしたが、娘を引き取ると亜弥さんはその女性と一緒に保育園をあとにします。ぽつりぽつりと女性が話してくれたことによると、女性は卓也さんの不倫相手で卓也さんに頼まれて娘の面倒を見ることがあったそう。

亜弥さんはこれまで100点満点の夫だと思っていた卓也さんの評価が、ガラガラと崩れ落ちる音が聞こえる気がしました。まだどうすべきかもわかりませんが、今は娘の熱を下げるのが最優先です。娘を巻き込んだ不倫は許せそうにありませんが、卓也さんとどうするかはまだ決めかねている亜弥さんなのでした。

ftnコラムニスト:安藤こげ茶


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