マッチングアプリで【旦那にイイね】→ドッキリ仕掛けて【成敗】してみた。

旦那のスマホに不審なアプリ

結婚5年目のCさんはある日、何気なく旦那さんのスマホのホーム画面を見てしまい、そこにひとつ見慣れないアプリがあるのを発見しました。炎のようなアイコンで、一体何のアプリかはわかりません。
「あれ何のアプリだろ？」
女のカンが働いたのか、Cさんはそのアプリについてネットですぐ検索。そしてそれが、セフレや不倫相手探しで利用されていることで有名なマッチングアプリであることがわかったのです。
「何これ…許せない！」
旦那さんが仕事に行っている間にそのアプリについて調べてみると、なんと位置情報で相手と自分の間の距離がわかるとのこと。Cさんはとりあえず自分もそのアプリをダウンロード。名前と年齢を誤魔化し、適当な拾い画でプロフィール登録をして、旦那さんが登録しているかどうかを調べてみました。

男性のプロフィールをページをめくるようにスワイプしていくと、出るわ出るわ、既婚者だらけ。こんなにも不倫願望のある男性が多いのかとCさんはうんざりしながらもスワイプを続け、そして旦那さんらしき人のプロフィールを発見してしまったのです。
「あった…距離も間違いない！」
顔の一部分をスタンプで隠してはいるものの、妻が見れば明らかに自分の旦那であることがわかる写真。距離も、ちょうど旦那さんの会社くらいの距離が表示されています。
Cさんはドキドキしながら旦那さんのプロフィールにいいね！をして、マッチングするのを待ちました。

最悪のマッチング

数時間おいてからCさんが再びアプリを見てみると、なんと旦那さんからもいいね！が来て、マッチングが成立していました。
「会社でなにやってんだ…」
うなだれるCさん。そしてそこから、他人になりすましたCさんと旦那さんのやり取りが始まったのでした。

旦那『はじめまして！よろしくお願いします』
Cさん『こちらこそ！ご結婚されてるんですか？』
旦那『はい、でもなんだか刺激が欲しくて…』
Cさんは刺激って何だよ！と思いながらも旦那さんの好きそうなかわいらしい女の子を装って、やりとりを続けました。

いよいよ追及！

Cさんは距離が縮まってアプリの女性が自分であることがバレないよう、旦那さんが会社にいる時間にしか連絡をしないようにしていました。

そのせいか旦那さんはすっかり油断をして、アプリのメッセージで自分の妻を相手に『プロフィール写真かわいいね、会ってみたいなあ』『一回ご飯でもどうかな？何が好き？ご馳走するよ』などと甘い言葉を綴っています。

Cさんは「この浮気者！」と追及したい気持ちをぐっとこらえて平日を過ごしました。そしていよいよやってきた、旦那さんの休日。
「休みの日はやっぱゆっくりするのが一番だよな~」と言って、パジャマ代わりのスウェット姿のままソファでゴロゴロする旦那さん。しかしその手にはしっかりとスマホが握られています。Ｃさんはトイレに行くふりをして、部屋の外でマッチングアプリを開きました。そしてマッチングアプリで表示されている距離が1㎞になっているのを確認し、旦那さんにメッセージ。
『〇〇さん（旦那）は休みの日は何してるんですか？おうちのソファでゴロゴロしてるのかな？グレーのスウェット姿で。奥さんは今トイレ？』
メッセージをすぐに確認したのでしょう。旦那さんのいる部屋から、「うわっ！」という叫び声が聞こえてきたそうです。Cさんはもう1通メッセージを送りました。
『どう？いい刺激になった？』
旦那さんがバタバタと部屋から出てきたのを確認し、Cさんは言いました。
「あんたが欲しかったのは、こういう刺激？」
旦那さんはガクッとうなだれ、そのまま頭を下げました。
「…ほんのでき心でした。申し訳ございません…」

その後旦那さんはアプリを消しましたが、Cさんはそのやりとりをスクショしておいたので、何かあやしい素振りがあるたびにそれを見せて反省させているそうです。

ftnコラムニスト：緑子