不倫の恋に溺れていたユメさん。「こんなに素敵な人はいない!」と猛アタックし、奪略結婚に成功します。彼の元奥さんは不倫がバレても平然としていて「そんな夫でよければあげる」と平然としており、あっさり離婚をしてくれました。やっと手に入れた彼とバラ色の毎日!かと思いきや略奪婚の先に待っているのは日常。ユメさんが奪った男はクズだったのでした。
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「この人しかいない!」運命の人は既婚者だった

ユメさんは新卒で入った会社の上司であるマサキさんに恋をします。上司として尊敬できるマサキさんから食事に誘われ、2人は男女の関係になりました。ユメさんはマサキさんに夢中になり、彼との結婚を夢見るように。この頃のユメさんの口癖は「運命の人が既婚者だっただけ」「出会う順番が遅かっただけで不倫なんかじゃない」でした。

大ピンチ??ついに妻バレ!

ユメさんとマサキさんは普通のカップルのように過ごします。既婚者なのにお泊りもOKだし、旅行にだって出かけてくれます。ユメさんはマサキさんが既婚者であることを忘れるほどでした。しかし、ある日マサキさんが血相を変えて連絡してきたのです。

「妻に君とのことがバレた。君と話がしたいって言ってるんだけど、どうかな?」

不倫バレは本来大ピンチですが、ユメさんはこれをチャンスと捉えました。不倫がバレればマサキさん夫婦は離婚し、マサキさんを手に入れられると考えたからです。もちろん奥さんとの話し合いも了承しました。

拍子抜け…「そんな夫でよければあげる」

奥さんとの話し合いは喫茶店で行われました。怒鳴られたり、責め立てられたりすることを覚悟していたユメさんでしたが、奥さんは落ち着きこう言いました。

「そんな夫でよければあげる」

そして、離婚するに当たって条件面を淡々と話し、その条件を飲めば離婚をすると言い残して去っていきます。拍子抜けしたユメさんでしたが、これでマサキさんが自分のものになると喜びを爆発!奥さんの出した条件である相場より安い慰謝料を振り込むと、間もなくマサキさん夫婦は離婚しました。

今ならわかる!元奥さんの気持ち

夢にまで見たマサキさんとの新婚生活が始まりましたが、幸せだったのは最初の数か月だけ。すぐにマサキさんは帰ってこなくなり、外泊を繰り返すようになりました。洗濯物を持って数日おきに帰ってはきますが、明らかに不倫をしています。

「これって私のときと同じじゃん!」

不倫をする男は、奪ったとしてもまた不倫を繰り返す。ユメさんは自分が妻の立場になってみて、やっとマサキさんのクズさがわかったのでした。「私だってあんな男、誰かにあげたい…」ユメさんはあのときの奥さんの気持ちが痛いほどわかると思ったそうです。

ftnコラムニスト:安藤こげ茶

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