どんなお産でも母親は自分の命をかけて必死で赤ちゃんを産みます。それが自然分娩だろうと帝王切開だろうと関係ありません。ところが親世代の中には「帝王切開<自然分娩」と考えている人も少なくないんだとか。
今回は出産早々に姑とのバトルが勃発したAさんのエピソードをお届けします!
画像: ftnews.jp
ftnews.jp

自然出産を推しまくる姑

Aさんは出産を控え、赤ちゃんに会える日を楽しみにしていました。そんなAさんを悩ませるのが姑の存在です。基本的にはいい人で孫の誕生を心待ちにしてくれているのですが、姑には「下から産まないと母性が湧かない」という持論があって、Aさんにもその価値観を押し付けてくるのです……。

姑は3人の子どもを全員自然分娩で生み、完全母乳で育てたことを誇りに思っているからか、帝王切開を馬鹿にしている節がありました。

Aさんの赤ちゃんは逆子で、このままでは帝王切開になると言われていたのですが、それを聞いたときも姑はすごい剣幕で大反対!
「逆子体操しなさい!」「逆子でも自然分娩させてくれる病院に転院したら?!」と必死で帝王切開を阻止してきたそうです。

結局そのまま逆子は直らず、Aさんは帝王切開で元気な男の子を出産しました。義母はそれでもネチネチと「どうにか自然分娩できなかったの?」「帝王切開で出されるなんて赤ちゃんがかわいそう……」と言ってきて、出産で疲れたAさんを労わる言葉は一切なかったんだとか。

母乳が出ないのは愛情不足?!

もう1つAさんを悩ませたのは、母乳があまり出ないこと。できるだけ母乳で育てたいのにミルクを足さざるを得ず、落ち込んだ夜もあったそうです……。

いよいよ明日が退院という日、Aさんの母親と姑が一緒に病室へやってきました。母親としての先輩である2人ならいいアドバイスをくれるかも……と思い、母乳が出ないことを相談すると、姑からは信じられない言葉が。
「帝王切開だったから母性がないのよ。母乳は母性で出すものだから、母性がないと出ないの!だから帝王切開はダメって言ったのに……」とダメ出しされてしまったのです。

実母の反撃に思わず涙……

何も言い返せず俯くAさんの代わりに、姑を一喝してくれたのはAさんの母親でした。
「あら、でも私は子ども2人を帝王切開で産みましたよ?母性がないどころかたくさんの愛情を持って子どもたちを育ててきましたけど。それはどう思われるんですか?」と言い返してくれたのです!

姑は気まずさで何も言い返せず、Aさんは母親の温かいフォローに思わず涙してしまいました。

まとめ

お母さんナイス!!
ナンセンスな価値観を押し付け続けていたら、いずれ嫁だけではなく大好きな孫にも嫌われてしまいかねません。この姑もこれを機会に脳内をアップデートしてくれたらいいですね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.