都心部では小学6年生の4人に一人が中学受験をすると言われている昨今。子供の学力に関して口を出す義父母に頭を悩まされている母親も多いのではないでしょうか。
今回は、わが子を義妹の子と比較されて困っていたところ、夫がズバッと一言で解決してくれたエピソードをご紹介します。
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のんびり育てるわが家と教育熱心な義妹家族

「わが家は地方都市に住んでおり、小学4年生の娘がいます。夫には都会に住む妹がいて、義妹の子供はわが子と1歳違いの小学3年生。

義妹は教育熱心なほうで、CMでよく見かける全国テストを定期的に受けさせており、中学受験も視野に入れているようです。

わが家はというと、地方なのでそれほど中学受験もメジャーではなく、公立一択でのんびり育てています。

そもそも中学受験自体お金がかかるし、家庭それぞれの教育方針が違うと思っています。義妹は教育熱心ですが、それを他人に強要するようなタイプではなく、お互いの違いを受け入れて仲良くやっています。

しかし、問題は義父なのです・・・。

孫の成績や教育方針に干渉してくる義父

「義妹は義両親と仲が良く、離れたところに住んでいますが連絡はこまめに取っているようです。そのときに義妹の子の成績やテスト結果を話すことがあるようで、義両親は義妹の子が成績優秀だと知っています。そこまでは良いのですが、義父が義妹から聞いたテストの結果や偏差値を、いちいち私のところへ電話で報告してくるのです。

そして毎回、「〇〇(義妹の子)は本当によくできる。▼▼(私の子)にもしっかりやらせないと、いい大学に行けないぞ」と言うのです・・・。

ずっと我慢してきましたが、「子供の学力は母親から遺伝するって言うからな。いくら俺の息子が頭が良くても、母親の出来が悪かったら孫の出来もたかが知れているかもな。」という言葉で本当に落ち込んでしまいました。

確かに夫も妹も、誰でも名前を知っているような国立大学を出ている高学歴で、私はというと平凡な私立大卒、遺伝と言われたら何も言い返せませんでした。」

暴言を知って夫が反撃

「私が義父の言葉で落ち込んでいると、様子が違うと気づいた夫が話を聞いてくれました。義父の暴言に対して怒ってくれ、義実家まで乗り込むことになりました。

義実家につくなり夫は義父と義母に話があると切り出し、ズバッと言い放ったのです。

「この間△△(私)に失礼なことを言ったと聞いたんだけど。俺と妹の学力は母さんから遺伝したってことでいいんだよな?小さいときも受験期も、単身赴任していて家にいなくて、何もしてこなかった父さんに子供の教育云々言われたくないんだけど。遺伝ですべて決まるなら俺たちの努力は何だったんだよ。」と。

義父は長く単身赴任していたので、教育は学校と義母任せだったそうです。コトの顛末を聞いた義母も夫と一緒になって義父を怒ってくれて、義父は肩身を狭そうにしていました。

それからは義父から子供の教育についてあれこれ言われることはなくなり、楽しく子育てができています。」

いかがでしたか?もちろん子供の可能性を広げるために、教育に力を入れることはよいことです。しかし、同じ孫でも比較するのは良いことではないし、教育や子育てにはいろいろな形があります。子育てをするのは親の役目。余計な口出しはせずに、多様性を認めて温かく見守ってほしいですね。

ftnコラムニスト:滝本めぐみ


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