オーガニックが大好きなナチュラル志向のママとのお付き合いは気を使うこともありますよね。今回は、そんな自称ナチュラリストなママ友に巻き込まれた筆者の友人の話をご紹介します。
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予防接種は受けさせないナチュラリストママ

以前住んでいたマンションで知り合ったママ友Aさん。「子どもが小さいうちは予防接種が多くて大変よね」と世間話を振ったつもりだったんですが、斜め上から予想外の返答がきました。

「〇〇ちゃんに予防接種受けさせてるの?だいじょうぶ?」

意味がわからず止まっていると、「得体のしれないワクチンのせいで〇〇ちゃんが危険な目にあうかもしれないよ」と。

どうやら、自然由来の天然成分しか子どもに与えない、自称ナチュラリストママさんだったんです。

普通の小児科へは行かせず薬は飲ませない!

うちの子が風邪を引いたとき、近くにいい小児科がないか教えてもらおうとしたところ、「この辺の小児科はだめ。5つ離れた駅にいいお医者さんがあるよ」と。

話を聞いてみると、「気功や漢方をメインにしていて病院で出るような危険な薬は出さないから安心。血の巡りをよくして治してくれる…」と、いかにも怪しげなクリニックを紹介されました。

子どもが成長して市販のお菓子を好きになる

Aさんの子どもはそれまで手作りの料理やお菓子だけを与えられていたので、オーガニックな味しか知らずに育ちました。

しかし幼稚園に入り我が家以外のお友達と遊んだ時に、市販のお菓子やジュースなどが身近になります。

最初は子供だましで「あれは苦いから」「すぐに虫歯になる」などとごまかしていましたが、Aさんがいない隙に子どもが食べてしまったんです。

子どもは美味しさに感動し、Aさんはそれまで見たことがないくらい激怒。Aさんのヤバさを再確認していたところ、問題が起きました。

子どもがお友達の家で無断で食べるように…

自分の家では市販のお菓子を食べられないので、お友達の家に遊びに行っては勝手にキッチンなどを漁ってお菓子を食べるようになってしまったんです。

ママ友たちもその子にやめるよう言いますが、Aさんに逆切れされそうで怖くて文句も言えず。それを子どもの友達から聞いて知ったAさんは、各家に乗り込んできました。

「おたくがうちの子に危険な食べ物を食べさせた」「体に悪いものを食べて、うちの子が病気になったらどうしてくれるの」など、耳を疑うような言いがかりばかりで謝罪はなし。

さすがに怖くなり、みんな距離をおくようになりました。

その後もAさんのナチュラリストっぷりは変わらず、親子そろって浮いた存在になっているそうです。子どもは母に振り回され可哀想ですが、下手に関わると危険なのでどうしようもないそう。

各家庭の子育て方針は自由ですが、それを周りに押し付けられたりするのは困りますね。子どもさんが無事に成長してくれるよう祈るばかりです。

ftnコラムニスト:karira


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