筆者の話です。「何でもいい」「簡単なもので」と答える夫に振り回されていた私が、ある日いつもとは違う質問をしてみると──。
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何でもいい?

「今日のお昼、何が食べたい?」
休日のお昼が近づくと、私はよく夫にそう聞いていました。
毎日の食事は、作ることだけでなく献立を考えるのもひと仕事です。せっかくなら夫が食べたいものを作ろうと思い、希望を聞いていました。

しかし、返ってくるのは決まって同じ言葉。
「何でもいいよ。簡単なもので」
希望がないなら家にあるもので済ませようと、冷蔵庫の食材を確認しながら、そうめんなど手軽に作れるものを選んでいました。

後からのひと言

ところが、料理を食卓に並べると夫から思わぬ言葉が出ることがあります。
「今日はそうめんの気分じゃなかったな」
その言葉を聞くたびに「何でもいいって言ったのに」とモヤモヤ。

献立を考え、食材を確認して作った後になって「気分じゃない」と言われると「それなら自分で作って」と言いたくなることもありました。
「簡単なもので」と言われても、何なら簡単なのかは作る側が決めること。
さらに食べたくないものまで後から言われては、こちらも困ってしまいます。

質問を変える

そこである日、いつもの聞き方を変えてみました。
「何が食べたい?」ではなく「今日は何が嫌?」と聞いてみたのです。

すると夫からは「そうめん以外」「麺じゃなければ何でもいい」と、これまでより具体的な返事が返ってきました。
食べたいものをひとつ選ぶのは難しくても、今は食べたくないものなら答えやすかったようです。
私も候補からそれを外せばいいので、献立を考えやすくなりました。

筆者の見解

それからは食べたくないものを先に聞くことで、以前のような「思っていたのと違う」というやり取りが減りました。

毎日の献立は小さなことの積み重ねです。
相手に答えを求めても、聞き方によってはうまく伝わらないこともあります。
「何が食べたい?」で答えが出ないなら「何が嫌?」と聞いてみる。質問を少し変えるだけで、お互いのストレスを減らせることもあるのだと実感した出来事でした。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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