思春期の反発心から、母の選んだ服に心ない言葉をぶつけた中学時代の女性。
あれから20年、娘を連れて実家に帰省した日、押し入れの奥から出てきた“あるもの”に胸が締めつけられることに──。
今回は筆者の知人から聞いた、親子の絆エピソードをご紹介します。
画像: 「その服、ダサいから着たくない!」と母に言い放った中学生の私 → 20年後『涙した理由』とは

母に反発した中学時代

中学生の頃、母がセールで買ってきてくれた服に
「ダサい、こんなの着たくない」
と言い放ったことがあります。

当時、ブランド品を着ている友達が周りに何人もいて、思春期特有の、周りの目が過度に気になる時期だった私にとって、私服選びは大きなプレッシャーでした。

それだけに、セール品の服を着るのが恥ずかしくてなりませんでした。

私はその服をよく見もせずゴミ袋に押し込みましたが母は黙ってそれを拾い上げ、何も言わずに押し入れにしまったことを覚えています。

当時は思春期ということもあり、必要以上に強く反抗しては、悲しそうな表情を浮かべる母へどんな態度をとればいいか分からずにいました……。

見つけた服と母の想い

それから20年後、娘を連れて実家に帰省したとき、あの服をたまたま押し入れから見つけた私。

タグには“特売”と書かれていました。

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