人それぞれ価値観は異なるものです。特に私達がそれを感じるのは「時間の使い方」かもしれませんね。
「時は金なり」というように、時間は人間にとって大切なものですから。
そこで今回は、その認識の違いによって交際が破局した筆者の体験談をご紹介しますね!
画像: 見合い相手「タイパ悪すぎ!」私「ごめんなさい、、、」→ お見合いで相手と険悪になった理由とは?

結婚相談所で出会った男性

私は結婚相談所で出会ったKという3つ年上の男性と、松本市内でデートすることになりました。
K曰く「松本城も見たいですし、僕が美味しいお店をネットで探しておきます!」とのこと。
KはN市在住なので、Kの分かりやすい場所が待ち合わせ場所に良いだろうと思った私は「何処で待ち合わせるのが宜しいですか?」と彼に確認しました。

するとKは「じゃあ無難に松本駅にしましょうか」と回答します。
「確かに松本駅なら分かりやすいし、こちらの地理に明るくないKでも大丈夫だろう」
そう思った私は「分かりました!」と言って、Kとデートの約束を取り交わしたのでした。

レストランで食事

当日、私は松本駅に車で向かいました。
そして駅前でKと合流すると、Kが申し訳なさそうに口を開きます。
「実は僕、仕事の都合で週2回こっちに来るので、アパートを借りてるんです。アパートから駅に来るがてら、行きたいと思っていたレストランの前を通ったら、すごく混んでました。他に良いお店とかないですかね?」

ここで初めて私は、Kがこちらにもアパートを借りていることを知りました。
そこで「じゃあ駅前のレストランに行きませんか?」と提案して2人で食事に向かいます。
そのレストランは運良く空いていたので、スムーズに食事を終えた私達でしたが、その後、思いがけぬ展開が待っていました。

楽しいデートのハズが......

「そういえば、今日はどうやってここまで来たんですか?」
Kに質問されて私が「車です」と答えると、急にKが怒り始めるではありませんか。
「じゃあ、ワザワザ駅前なんかで待ち合わせる必要なかったじゃないですか! 松本城の側で待ち合わせれば良かったのに! 非効率だなぁ!」とのこと。

でも私はKに良かれと思って松本駅での待ち合わせが良いと思いましたし、実際、駅前のレストランでランチをしています。
それにいざ松本城に向かうと、松本城付近の有料駐車場は非常に込み合っており、そこで待ち合わせるのは難しいという印象でした。

価値観の違いからお別れ

駅から松本城まで15分間程かけて歩いたのですが、その最中もKはずっと怒っていて、楽しいはずのデートは残念な結果に。
私が「ごめんなさい」と言っても、Kは始終、腑に落ちない顔をしていました。

こうして私達は交際を終了し、現在はそれぞれ別の出会いを探しています。
私としては私なりにKに思いやりを持って接していたつもりですが、相性の合わないものはどうしようもありません。
でも自分を責める必要もないと思うので、前向きに次の出会いを探していこうと思います。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。

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