あなたには親友と呼べる人がいますか? 筆者は友人が少ない方ですが、一人だけ大親友と呼べる友人がいます。ママ友として出会ったK代とは、その後もさまざまな出来事がシンクロすることに……。私たちにどんな出来事があったのかをご紹介しましょう。
画像: 「そこまで一緒じゃなくても、、、」大親友とのシンクロが凄すぎる!2人の絆が強くなった理由とは?

親友との出会い

私と親友のK代は、息子が保育園時代からの付き合いです。
年齢は違いますが、同じ男の子の母親ということや、シングルマザーということで何となく意気投合。
子ども同士も仲が良かったことで、家族ぐるみで旅行へ行くほどのお付き合いになりました。

私とK代の性格は正反対。
のんびり屋のK代にはハラハラさせられることもありましたが、現在でも気の置けない友人です。

シンクロの始まり

K代とシンクロしたことで一番驚いたのは、再婚の時期でした。
お互い付き合っている人がいることは知っていたのですが、再婚の時期が同じ年・同じ月に。
また夫となる人の名前も同じで、年齢が年下ということも同じ。

お互いに報告し合ったときに私たちもビックリ!
「被ったねぇ」とおもわず笑ってしまい、K代は「何だか不思議な縁を感じるよ」と言っていました。

何もそこまで……

再婚して5年ほど経った頃、私の乳がんが判明しました。
このとき真っ先に連絡したのはK代でした。
話を聞いたK代は「そこまで一緒じゃなくても……」と言うので「え?」と聞くと、K代も半年前に乳がんの手術をしていたと言うのです。

ただし、K代の場合はがん検診で異常が見つかってすぐに手術をしたため、ステージⅠで大事には至らなかったとのこと。
私が心配することを案じて、何も言わなかったと言うのですが、私の話を聞くとK代はすぐに飛んできてくれました。

私はK代よりも悪性度が高い状態で手術をすることになったので、K代は心配していろいろと調べてくれたり、励ましたりしてくれたのです。

すっかり同士に

その後、私も無事に退院しましたが、術後の後遺症や抗がん剤の辛さなどの愚痴は、K代にだけ話しました。
がん患者同士しか分かり合えない話があるんだなぁと思いつつ「大人になってこんな友人ができるとは思わなかったね」と2人で笑い合っています。

これから先、いろいろなことがあると思いますが、いつまでも友人として支え合えたら良いなぁと思っています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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