子どもが思春期になると、問題行動を起こしたり親との関係が変化したり、さまざまな課題に直面します。そんな思春期特有の問題のなかには、体の不調としてサインが現れることも! 今回は筆者のママ友R子さんから聞いた中学生の息子が実際に体験したエピソードをご紹介します。
画像: 参観日、教室で響く【息子のイビキ】に母はイラッ → でも実は、息子に異変が起きていて、、、!?

参観日に爆睡する息子

息子の中学校の参観日での出来事です。

数学の授業中、クラスメイトが集中して先生の話を聞いているなかで……。

なんとR子さんの息子は、教科書も開かず机に突っ伏して寝ていました。

しかもイビキまでかきはじめる始末。

先生も息子の体をゆすって起こそうとしますが全くダメです。

息子の姿にイライラが止まらない母親

クラスメイトや他の保護者がクスクス笑う声が、教室中に広まります。

R子さんも、恥ずかしくてたまりません。

夜中までゲームやスマホで遊んでいる息子の姿が浮かび、イライラが止まりませんでした。

『帰ってきたら、絶対に叱り飛ばしてやろうっ』そう決意したのですが……。

ママ友から「睡眠トラブル」を指摘される

参観が終わり、R子さんが教室を出ると同じクラスのTちゃんのママに呼び止められました。

Tちゃんママは小声で「もしかして、息子さん睡眠に何かトラブルを抱えてない?」とたずねてきました。

R子さんが困った顔で、黙っていると「私、今睡眠外来専門の病院で看護師してて。息子さんの様子を見て、ちょっと気になったんです」と教えてくれました。

周囲のサポートによって救われた母と息子

「実は、高学年のころから授業中に寝ることが多くなって心配してたんです。まさか中学生になっても、寝てるなんてショックです」と正直に伝えたR子さん。

するとTちゃんママから「検査だけでも受けてみては?」と受診を勧められました。

その後、専門機関で検査すると睡眠障害だと判明。

息子本人もR子さんも、原因が分かりホッとしました。

今は、医師の指導のもと日常生活が送れるように改善に取り組んでいます。

子育てをしていると自分だけでは解決できない問題に直面することもあります。

日ごろから、周囲にサポートやアドバイスを求められるような関係性を作っておくことも意識したいですね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:広田あや子
教育関係のキャリアを経て、ライターに転身。実体験に基づく記事は、「真実は小説より奇なり」を痛感し、体験者へのヒアリングを通じての執筆に特化。プレママ・ママを対象としたサイトを中心に執筆し、特に義実家トラブルネタを得意とする。


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