認知症は進行性の病気で、治療や家族のサポートがあっても、重度になると運動や発語が困難になってしまうことがあります。今回は筆者の知人Yさんから聞いた、認知症で発語障害になった祖母の介護をしていたときに起こった、心温まる出来事のお話です。
画像: 「おばあちゃんがしゃべった!」家族と会話ができない【認知症のおばあちゃん】が → 唯一発した言葉とは

認知症の祖母

当時Yさんはまだ学生で、両親と祖母と実家で暮らしていました。

一緒に暮らしていた父方の祖母は重度の認知症のためほぼ寝たきりで、言葉を発することができず、家族ともまったく会話ができない状態。

そのため週に数回訪問介護のヘルパーさんに来てもらいながら、家族みんなで祖母の介護をしていました。

「おばあちゃん、今日は新しいヘルパーさんが来るよ」
ある日Yさんはそう話しかけましたが、祖母はぼんやりと空を見つめて、言葉を返すことはありません。

自分の子どもの頃はシャキシャキとした働き者で、いつも明るくお喋りをしていた祖母を思い出し、Yさんはなんともいえない気持ちになっていました。

新しいヘルパーさん


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