筆者の友人A子さんは、幼い頃に祖父母から行われる謎の儀式を不思議に思っていました。
それには、恐ろしい事実が隠されていたのです……!! A子さんから聞いた恐怖体験をご紹介します。
画像: 帰省したら、私にだけ【毎回行われる謎の儀式】それは「田舎の風習」ではなく──まさかの真相にゾッ!

学校終わりは祖父母の家へ

3人兄弟の長女であるA子さんが、小学生の頃のお話です。
共働きで忙しい両親の代わりに、学校終わりは祖父母達がA子さん達の面倒を見てくれていました。
徒歩圏内の近所に住む祖父母は、いつも優しくA子さん達を出迎えてくれます。

もちろん兄弟達も同じように祖父母の家に行くので、仲良く3人で祖父母の家に向かいました。
ところが、兄弟達とA子さんには決定的な違いがあったのです。

私だけ兄弟とは違うの?

兄弟達は玄関戸を開けるとそのまま家の中に入るのですが、A子さんだけは違いました。
祖父に声をかけられ、家の中に入ることは出来ません。

まず祖父がA子さんの背中を3回叩いてから、祖母がA子さんの頭からつま先までまんべんなく塩をかけるのです。
それだけでは終わらず、玄関で服を脱いで、お風呂場へ連れて行かれます。
そして冷たい水風呂に入れられ、やっとA子さんは祖父母の家の中へ入ることが出来るのです。

これはA子さんだけに行われている儀式のようで、兄弟はそんなことを一切したことはありませんでした。

「私が女だからとかなのかな?」

よく分からなかったものの、幼い頃からの風習を特に気にも留めていませんでした。
ところが数年後、この儀式の真相を知る事となったのです。

古いアパート……執拗な隣人の違和感

その当時、A子さん一家が住んでいたのは古いアパートでした。
高齢者が多く住んでいて静かなアパートだったのですが、A子さん宅の隣人がかなり変わった人だったのです。
A子さん達が帰宅するのを待ち伏せするかのように、ジッと睨みつけてきては文句ばかり。
子ども達はどうしてもうるさくしてしまうこともあったので、極力気を付けていても、何度も文句を言われていました。

「この間も〇〇しただろ!! 子どもだからって許さんからな!!」

下の階の人にも確認しましたが、A子さん一家はそこまで物音を立てていませんでした。
それでも隣人は、執拗に文句を言ってくるのです。
引っ越しも考えるほどだったのですが、事情があってすぐに引っ越すことは出来ませんでした。

そしてその頃から、A子さんだけが頻繁コケたり、怪我をして帰ってくることが増えたのです。
どれだけ気を付けても、兄弟で一人だけ生傷が絶えないA子さん。
ヤンチャな女の子だと思っていたのですが、恐ろしい真実があったのです。

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