ジェンダー平等が広がりつつある現代においても、いまだに男の子を望む声は根強いようです。「跡継ぎ、跡継ぎ」と催促されうんざりしている人もいることでしょう。
知人女性は結婚後、女の子を妊娠したのですが男の子を望んでいたお姑さんからひどい暴言を吐かれてしまいました。しかしこれがきっかけでお姑さんは悲惨な末路を辿ることに……。何があったのか知人女性に話を聞いてきました。

ようやく妊娠! しかし男の子じゃないと知った姑は……

画像: ようやく妊娠! しかし男の子じゃないと知った姑は……

姑から子供が出来ない事で責めるような言葉を掛けられていた私。そのせいで授かれない事を焦りに焦って、一時はうつ病のような症状が出るほどに……。
それでも忍耐強く妊活に励んだ結果、ようやく待望の妊娠が発覚!
私は夫に「妊娠したみたい」とすぐに報告。すると、夫は「本当か!? よかった! ありがとう!」と涙を流して喜んでくれたのです。

数日後、私はウキウキした気持ちで義実家に報告しに行きました。
そこで姑に赤ちゃんの性別を聞かれたので「女の子です!」と答えると、姑から思いもよらない言葉が……
「女の子じゃ何の役にも立たないわ」「もう男の子用の服も買ったのに!」「早く産んで次は男の子を産みなさい!」
私はこの言葉に酷くショックを受けました。

ところがその後、再度病院でエコーを確認すると医師から「あ、お腹の子は男の子でした。角度によっては見えにくい事がありますから。」と告げられたのです。
私はその事を改めて義実家にも報告。
すると姑は、先日とは打って変わった態度で「よくやったわ!」「しっかり嫁の役割を果たしたわね」「産まれたら私が面倒見てあげるから♡」と大喜び!
でも私は先日の姑の言葉を、どうしても許せなかったのです。
「男女差別するようなお義母さんには会わせたくありません!」と姑にハッキリ宣言してやりました。

出産後は夫や舅の協力のおかげで、宣言通り姑と会うことはほとんどありません。私たちはほぼ「絶縁」状態になったのです。姑はこの状況にかなり落ち込んでいるようですが、我が子のためにも今後も姑とは会わせないつもりです。

もし自分が産まれてきたことを身内が喜んでいなかったとしたら、これほど悲しい事はありませんよね。ましてや産まれる前から「役立たず」呼ばわりされる筋合いはありません。性別に関係なく、生まれてくる命は大切なものであり、愛すべき存在です。
知人女性のお姑さんにも何か理由があったのかもしれませんが、自分の言ったことが如何に残酷な事だったのか自覚し、考えを改めてくれるよう切に願っています。

ftnサイトでは、このストーリーの完全漫画版も公開中! お見逃しなく。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:KIUI
ltnライター:一瀬あい

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.