何かをしようとしたときに、不可解なことがいくつも起こって邪魔が入ると、「これは何かのメッセージなのかな」「神様が、今はだめだって言ってるのかも」などと考えることはありませんか? 今回は人生の大事な一歩を踏み出そうとしているときに、不可解な現象を経験した私の知人Nさんから聞いたお話です。
画像: ftnews.jp
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彼の両親に挨拶

Nさんには当時、結婚を前提に交際している彼氏がいました。彼とはマッチングアプリで出会い、交際を始めてから1年ほど。

Nさんは、包容力があり、いつも穏やかで優しい彼のことが大好きでした。

「今度の週末、うちの両親に会ってくれないか」
ある日彼にそう言われ、いよいよ結婚か、とNさんはウキウキ。実のお母さんにも、「もうすぐプロポーズされるかも」と伝えると、お母さんはとても喜んでくれました。

Nさんは6年前に実のお父さんを病気で亡くし、それからずっとお母さんと2人、助け合って暮らしてきました。

「Nちゃんの花嫁姿、お父さんにも見せたかったね」
そう言ってお母さんは一筋の涙を流したそうです。

挨拶に行こうとしたら……

いよいよ、彼のご両親に挨拶に行く日がやってきました。Nさんはいつもより気合をいれてメイクをし、服や髪を整えて家を出ました。

「さあ行くぞ……って、痛っ!」
家を出た瞬間、いつもより低めのヒールを履いていたはずなのに思い切り足首を捻ってしまったNさん。足首はみるみるうちに腫れ上がり、Nさんは這うようにして家に戻るハメに。

「あらら、ひどい捻挫」
足首を見たお母さんが驚くほど、Nさんの足首はパンパンに腫れていました。
「これじゃ今日は無理だな」
せっかく予定を合わせてくれた彼のご両親には申し訳ないけれど、Nさんはその日自宅で療養することにしました。

それからというもの、Nさんが彼のご両親に挨拶をすると決めた日に限って彼が熱を出したり、Nさんを迎えに来ようとした彼の車が故障したり、挙句の果てには大雪が降って電車が止まってしまったりとトラブルが続きました。

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