物事の辛さや大変さは、実際に自分で経験しないとなかなか分からないものです。安易に誰かのことをジャッジして、馬鹿にするのは愚かな行為ですよね。今回は妻を見下して【自称イクメン】になっていた友人が、痛い目にあったエピソードを聞かせてくれました。
画像: ftnews.jp
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家事育児なんて余裕だろ♪

友人のA男は妻と2人の息子(5歳・2歳)と暮らす会社員です。

妻は専業主婦のため、家事育児のほとんどを担ってくれています。
しかし、A男はそんな妻のことを労わるどころか、「家事も育児も、仕事に比べて気楽でいいよな~」と見下してばかり。

ある日、妻と口論になり、「そんなに専業主婦のことを馬鹿にするなら、1日子どもと過ごしてみなよ!」と言われてしまいます。

育児を気楽に考えていたA男は、「たまに風呂に入れたりもしてるから俺イクメンだし、余裕だろ♪」と安請け合い。

自称イクメンの1日が始まった!

次の休日。
A男は約束どおり1日中子どもたちの世話を引き受けることになりました。

早朝5時半、息子たちは2人揃って賑やかに起床!
寝起きからハイテンションで、「パパー! 起きてー!」と騒ぎ立てます。

普段は妻が「パパはもう少し寝かせてあげようね」と子どもたちを止めてくれるので、A男は1人で10時ごろまで寝ているのですが、今日は妻も知らん振り。
仕方なくA男は起きあがりました。

「もう帰りたい!」地獄の公園遊び

朝食を食べ終わると、すぐに子どもたちに急かされ公園へ!

少し遊んで帰るのかと思いきや、なんと息子たちはそこから4時間以上遊び続けました。

妻がいる時はのん気にスマホをいじっていたA男ですが、今日はワンオペ。
「パパも見てないで一緒にやってよ!」とすべての遊びに強制参加させられます。

「そろそろお昼だから帰ろう」とA男が促しても、子どもたちは応じず遊び続けます。
どうしても帰ってくれないので、仕方なく無理矢理抱っこしようとすると、下の息子がギャン泣きで大暴れ……!

疲労困憊でなんとか帰宅したA男。
しかしまだ午前中が終わっただけです。
午後からは子どもたちを連れてスーパーへ買い物に行くことになりました。

こんなに大変だとは

いつも、買い物は妻が子どもたちを連れて行っています。
A男は正直「2人乗りカートに乗せとけば余裕だろ」と軽く考えていました。

しかし予想に反して、上の子がカートを拒否!
そこで片手でカートを押し、片手で上の子の手を引いて買い物することに……。

さらに、午前中の公園で疲れている下の子は機嫌が悪く、些細なことで泣いては買い物を妨げます。
結局、目的の物を半分も買えないままA男はスーパーを後にしました。

まとめ

1日子どもと過ごしただけで、【自称イクメン】だったA男のプライドはズタズタに。
「たまに風呂に入れるくらいでイクメンを気取っていた自分が恥ずかしい」と後悔するとともに、「妻はこれに加えて家事もやってくれてるのか……」と感謝の気持ちが湧いてきたそうです。

それ以来、専業主婦のことを馬鹿にしたり、「仕事より家事育児のほうが楽」なんて言ったりすることは一切なくなったんだとか。
何事も経験してみるって大切なことですね!

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの


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