大きな病気を患ったとき、自分の身体が思うように動かないもどかしさを感じることがあります。寝付いたままの病人ではなくても、今まで通りに動けないことは周囲にも理解してほしいもの……これは筆者が実際に経験した、非常識な義実家とのエピソードです。
画像: 義家族「病人のフリしないでね」大病で療養中の嫁に【年末大掃除の招集】が! → それを聞いた夫は──!?

思わぬ大病

私はある年の夏頃に異変を感じ、受診したところ乳がんであることがわかりました。全摘手術を行い、抗がん剤・放射線と身体的にも精神的にもキツい治療を受けることに……。今まで元気が取り柄だった私にとって、自分の身体が思うように動かないジレンマを抱えたまま年末を迎えようとしていました。

抗がん剤や放射線の副作用は思っていたよりもひどく、夫や子ども達も「今年のお正月は家でのんびりしよう!」と話してくれました。恒例の大掃除やおせちづくりができないことを申し訳なく思いながら、お言葉に甘えようと思っていたのです。

姑と義姉からの招集

12月に入った頃、急に姑と義姉から連絡が入りました。年末年始の帰省を早めて、義実家の大掃除を手伝えという内容でした。

義実族にも私の入院や手術、治療のことは報告してあります。お見舞いにこそ来てくれませんでしたが、かえって気を遣わずに済むので、特に気にはしていませんでした。しかし、さすがに大掃除は無理だと体調不良を理由に断ると、驚くようなセリフを言われたのです。

「病人のフリしないでね。忙しいのはみんな同じなんだから!」

夫が激怒!

私はショックを受けながらも、どうしても動けないことをお詫びして電話を切りました。夫が帰宅したときにそのことを報告すると、夫は私の分まで怒ってくれたのです。

夫はすぐに義実家へ連絡を入れてくれました。

「どれだけ具合が悪いのかわからないのか?」
「病人に対して病人のフリって言うなんて、人間としてどうかと思う。俺はそんな非常識なろくでなしとは付き合いたくない!」

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