「えっ、うちのパパじゃん！？」参観日の【似顔絵で不倫発覚！？】→ 絵を描いた子どもの家に行くと？

父の日の似顔絵

Tさんは当時小学2年生の子どもと、旦那さんとの3人暮らしでした。

旦那さんは大ボリュームの天然パーマと眼鏡がトレードマーク。子どもからはもじゃもじゃだと笑われていましたが、旦那さんはもう何年もパーマ姿でいます。

ある日、子どもの学校で参観日があるというので、Tさんは小学校へ向かいました。教室の後ろの壁には、子どもたちがそれぞれ描いた自分のお父さんの似顔絵が張り出されています。

「あら、この似顔絵……」
「父の日にみんなで描いたんだって」
「へえ、なかなか上手だわ」
参観日に来ていた保護者たちは自分の子の絵を探し、口々に感想を言い合います。

「あ、うちの子の似顔絵見つけた。うちは旦那がアレだからね」
Tさんの旦那さんは髪型が特徴的なので、他のお父さんたちの似顔絵の中でも、よく目立っていました。
「ああ、パーマだもんね」
仲良しのママ友がそう言って笑いました。
「あれ？ パーマのパパさんもう1人いるのね」
ママ友が指さした先には、Tさんの子ではない生徒が描いた似顔絵がありました。

その似顔絵はTさんの旦那さんの似顔絵とよく似ていて、パーマのボリューム感と眼鏡が特徴的でした。
「うちの旦那にそっくり！ 」
「あれ？ でもあの子……」
ママ友は不思議そうに首を傾げます。

「どうしたの？」
「いや、あの絵を描いた子って確かお母さんと2人暮らしだったような気がするんだよね。お母さんの彼氏かな」
「そうじゃない？ 彼氏さんがきっとうちの旦那に似てるのね」
Tさんはその子の絵をじっくりと眺めました。

「いや、どう見てもうちの旦那だな……」
その似顔絵を描いた子は相当に絵が上手なのか、Tさんの子が描いた似顔絵よりずっと旦那さんによく似ているのです。

お気に入りの服や髪型、鼻の横にある小さなホクロまで一致しているので、Tさんはますます疑問に思わざるを得ません。
「まさか……」