知人女性の姑はリッチな専業主婦で、頻繁に豪華なランチやショッピングに出掛けています。
そんな優雅な日々を送る姑でしたが、困ったことに頻繁に犬の面倒を嫁である彼女に押し付けてきました。
「今日は1日出掛けるから、朝夕、犬の散歩もお願いね!」といった具合です。そんな姑に困りつつも、犬は可愛いと感じる知人女性なのでした。
今回は、困った姑エピソードを紹介します!
画像: 姑「犬の世話、よろしくぅ♪」嫁宅に【ペットを置き去りにする姑】→ ある時、犬に異変が?

自由気ままな生活を送る姑

知人女性の姑は、大企業勤務の夫を持つリッチな専業主婦です。
舅の海外出張が多いこともあり、お金と時間に余裕がある姑は頻繁に遠出していました。
また度々、高級レストランにランチに出掛けたり、華やかに着飾って観劇する様子をSNSにアップしていたので、数いるフォロワーから「セレブな奥様」と言われ好評だったそうです。

「もっとフォロワーを増やす為に、犬を飼ったの! とっても可愛いでしょ?」
そう言って姑はポメラニアンとのツーショットをSNSに掲載していましたが、実際は愛情が薄く、度々お世話を嫁である知人女性に押し付けていました。

募る不満と愛情

「今日はお友達と日帰り旅行に行くから、犬の面倒をお願いするわ!」
休日にアポ無しで姑が押しかけ、そう言って知人女性宅に犬を置き去りにすることがしょっちゅうありました。
舅が家にいないのをいいことに、姑は好き放題に振る舞っていたのです。

「お義母さんに振り回されてばかりで、本当に疲れるなぁ……。でも、犬は可愛いわ。お前も、ワガママな飼い主を持って大変ね」

そう言って知人女性は、優しくポメラニアンの頭を撫でました。
傍若無人な姑には困っていましたが、犬のことは純粋に可愛いと思っていたのです。

犬が失踪した結果……

そんなある日、知人女性が仕事を終えて家に帰ると、驚いたことに姑の犬が玄関先にいるではありませんか!
しかし、姑の姿は見えません。不思議に思った知人女性が姑宅に電話すると、久々に在宅していた舅が電話に出ました。

「良かった! 妻と2人で必死になって犬を探していたんですけど、まさか、そちらにいるとは思いませんでした。これも、犬が妻よりもあなたに懐いているという証拠ですね。ご迷惑をお掛けしてしまい、誠に申し訳ありませんでした!」

姑と違って謙虚な舅は、電話越しで何度も丁寧に知人女性に謝罪します。
そしてこの一件を経て、犬は知人女性と夫が引き取ることになりました。
姑がロクに犬の面倒を見ていなかったと知った舅は、姑にこう言い渡します。

「ペットを飼うのならば、きちんと責任持って面倒を見ないと駄目だ! これからはお詫びも兼ねて、お嫁さんに毎月3万円渡しなさい。元はと言えばお前が飼っていた犬だし、餌代やワクチン代も考慮すると、それが妥当だろう」

こうして姑は毎月、お小遣いから3万円を知人女性に渡す取り決めとなりました。
姑もこれを機におとなしくなったことですし、可愛い犬とも一緒に暮らせるようになったので、まさにハッピーエンドですね!

ltnライター:六条京子

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