夫の不倫相手は自分の親友。信じていた2人に同時に裏切られるなんて──。そんなドラマみたいなことが現実に起きた筆者の知人のCさん。二人に不倫の証拠を突きつけますが、はぐらかされてしまい……。しかし、そこで諦めずに反撃にでます。
画像: 「不倫、してるよね?」【しらを切る夫と親友】→ 義両親と浮気現場へGO!!<地獄の展開に>

近所に住む仲良しな親友

Cさんの夫は出張が多く、家にいない日も珍しくありませんでした。そんな日は決まって、近所に住む親友のA子さんと過ごしていました。A子さんは独身で一人暮らしのため、2人で気ままに夕食を食べに出かけたり、一緒にドラマを観たりと家族のように親しくしていました。

しかし、そんな平凡な日々が少しずつ変わっていってしまいます。

A子さんと夫が何だか怪しい…?

相変わらず出張が多い夫。最近は、いつにも増して家をあけることが増えていました。

Cさんは、A子さんに続きのドラマを観ようと誘います。しかし、近頃のA子さんは何だか忙しそうで。しかも、決まって夫の出張の日は予定があると断られるようになります。
夫が出張でない日は、喜んで一緒に遊んでくれます。ですが、夫の出張の日だけはA子さんに誘いを断られる日が続き、Cさんは心のざわつきを感じました。

夫とA子さんは、Cさんを通じて面識があります。Cさんは、特別な証拠があったわけではないのですが、2人の関係を疑うようになってしまいました。

そんなある日、決定的な出来事がおきます。A子さんの家にCさんが遊びに行くと、最近見かけないと思っていた夫のハンカチを見つけてしまったのです......。

しらを切る親友と夫

A子さんをその場で問い詰めます。

しかし、A子さんは、
「夫くんと不倫? そんなのありえないよ~! これは私のだよ(笑)」と知らんぷり。
明らかな男物のハンカチだったのですが、元彼が置いていったものをそのまま使っていると言い張られてしまいました。

もちろん、Cさんは家に帰って夫も問い詰めましたが、A子さんと同じ反応。Cさんの勘違いだと押し切られてしまいます。決定的な証拠とは言えないので、2人に否定されてしまったらどうしようもありません。

しかし、そんな偶然は起こるはずがありません。なにより、2人はCさんにとって夫と親友です。嘘をつくときの仕草や表情は、嫌でも分かってしまいます。
そして、2人がCさんなら丸め込めるだろうと侮っていることも、やり取りから伝わってきました。

悲しみで胸がいっぱいになるCさん。一晩中泣き明かすと、あることが頭に浮かんできます。

──絶対に2人をこのまま許さない。ケジメをつけてやる!

Cさんは2人を懲らしめるために、ある作戦を実行しました。

Cさんの協力者は…?

Cさんは、夫の両親をこっそり呼び寄せます。もともと義両親との関係も良好だったCさん。
思い違いかもしれないけど、どうしても不安だから協力して欲しいと頼み込んだのです。

きっと勘違いだから安心しなさい、とCさんを慰めてくれる義両親。Cさんは何と返事をしていいか分からず、「そうですよね。」と小さく答えました。

義両親とともに、A子さんの家へ向かいます。

ついに、A子さん宅へ!

宅配業者を装い、A子さんの家の呼び鈴を鳴らします。何の警戒もしていない様子で、ドアはすぐに開きました。

ドアから顔を出したのは、A子さん……ではなく、何とCさんの夫でした。

義両親は、夫を見るなり「何をしているんだ? おまえは出張のはずだろ?」と激怒。

その声を聞きつけて、奥からA子さんもやってきました。言い逃れのできない状況に夫もA子さんも青ざめていました。

「こんな奴に育てたつもりはなかったぞ!!」義父は怒りに震え、義母は泣き出してしまいました。
Cさんは、まるで他人事のように、妙に落ち着いた気持ちでした。泣き続けていたので、もう涙も出なかったのかもしれません。

夫とA子さんは、しばらく動揺と混乱で黙っていましたが、Cさんがいることに気がつき、
夫「ホントにごめん!! 嘘をつくつもりはなかったんだ!」
A子さん「違うの! 傷つけるつもりはなかったの。」

と謝罪をしてきました。

「謝れば許してもらえると思っているの? あなたたちとはもう一緒にいられません。」とCさんは淡々と伝えました。
夫とA子さんは少し驚いたように目を見開き、呆然と立ち尽くしていました。

義両親もCさんの肩を持ってくれて、後日協議の場を設けることに。

その後

最終的にA子さんとは縁を切り、夫とは離婚することになりました。Cさんは2人から高額な慰謝料をとり、新しい街へ引っ越しました。

夫とA子さんのスキャンダルは、田舎町だったこともあり、知人や職場の同僚にあっという間に知れ渡りました。2人の関係は、その後続くことはなかったようです。今では、2人がどこで暮らしているのか、知る人はいません。

Cさんにとって夫と親友という、一番身近で心から信じていた2人に裏切られたのは、本当に辛い経験だったと思います。

ですが、新しい街で新しい出会いに恵まれ、今年再婚をするそう。今度こそ、絶対に幸せになって欲しいなと願っています。

ltnライター:夏野ゆきか

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