小さい子どもがいると、泣き声や物音でご近所トラブルにならないか気を遣ってしまいますよね。今回は友人が引っ越し先で体験したゾッとするエピソードをお届けします。
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引越し直後、ポストに入っていたのは

友人のA子は半年ほど前、夫の地元に家を建てて引っ越しました。
小さい子どもが2人いるため、ご近所への挨拶は念入りに行ったつもりでしたが、引越しの数日後にポストに入っていたのは「子どもを静かにさせろ」と書かれた手紙……。

以来、何度か同じような手紙が入れられていて、さすがに警察に相談しようかと考えていたそうです。

表面上は平穏な日々が続いていた

とはいえ、手紙以外は特に何事もなく平穏な日々が続いていました。
A子は子ども2人を連れてよく近所を散歩するのですが、その時に近所に住む子ども好きのおじいさんとも顔見知りになり、会話をする仲に。
「子どもは可愛いなぁ」そう言って微笑むおじいさんに、A子は「手紙は不気味だけど、こんなふうにいい人もいるんだし、気にしすぎるのもよくないよね」とポジティブに思えるようになりました。

ある日、道でおじいさんと出会い……

そんなある日、A子がいつものように子どもと散歩していると、そのおじいさんとまた道で出くわしました。
世間話をしつつ、ふとおじいさんの手元を見ると、ポストに投函する予定なのか、手書きで宛名を書いた封筒を抱えています。
その封筒を見た途端、A子はゾッとしました。封筒の宛名の筆跡が、A子の家のポストに入れられていた手紙の筆跡と全く同じだったのです……!

義父に相談すると?

話もそこそこにA子はおじいさんから逃げるように帰宅!
夜、夫に事の次第を話すと、夫は「うちの親父に相談してみる」と、すぐに電話をかけ始めました。義父は地元でも有名な地主で、顔も広いのです。しかも、引退したとはいえ元警察官!

話を聞いた義父は「その人ならうちが土地を貸してるからよく知ってるよ」と言い、すぐにそのおじいさんのところに行って話をしてきてくれました。

「大っぴらに責めるよりも、挨拶程度にしておいたほうが相手も攻撃的にならないだろうから」という義父の心遣いにより、大きなトラブルにはなりませんでした。
おじいさんの真意は分かりませんが、土地を借りている地主、しかも元警察官の義父に牽制されたことで、その後はポストに手紙が投函されることもなくなりました。

まとめ

とはいえ、完全に安心するのは危険ですよね。義父はそのことも重々承知で、こっそり警察にも相談してパトロールを増やしてもらったり、A子の家の防犯設備を整えてくれたりしたそうです。
まだまだ気は抜けませんが、頼りになる義父がいて不幸中の幸いでしたね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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