作者は過去に、いらなくなった雑誌やら洋服やらを大量にもらったことがあります。正直、ありがた迷惑なんです。何年も前の雑誌は見ても面白くなかったり、洋服は毛玉だらけでとても着られる状態ではなかったり。流行遅れのモノをくれるんです。
そんな時は、私、ゴミ引き受け人じゃないんだけど、と憤慨しますが、なかなかくれた人にそんなことを言えずに年齢を重ねてしまいました。今回は、作者の友達に要らない家電をくれるママ友のお話です。
画像: ftnews.jp
ftnews.jp

壊れかけのCDラジカセ……

私にはありがた迷惑なことをしてくるママ友がいます。すぐご近所に住んでいるんですが、どうやら、我が家のことを処分場かなにかだと思っているみたいなんです。要らなくなったものをうちに持って来るんです。

その日はパッと見、新品に見えるCDラジカセでした。「これねー、高かったCDラジカセなんだけど家でもう使わなくなったからあげるよー」
そんなセリフを吐いて、玄関先で私に手渡しました。

家で使えなくなった、が正解だと思われる

ママ友にとって粗大ゴミだな、と思ったんですが、ちょうどこの時、中2の息子がCDラジカセを欲しがっていました。ママ友から取り敢えず受け取り息子に手渡すと、喜んでくれました。

友達からCDを借りてきて早速音楽を聞こうとしたのですが、やはり、壊れてて使えませんでした。

手先な器用な旦那

夕飯時に「ラジカセもらったけど、壊れてて使えないよ」と旦那に言うと、
「よし、俺が直してやる!」と豪語しました。

昔から手先が器用な旦那。仕事は電気工事士をしているのですが、壊れたラジコンを直したり、リモコンを直したり、と家の家電を直すのが得意でした。

壊れてた頂きものは、ほとんど全て旦那が直しました!

ママ友は我が家をゴミ捨て場だと思っていたようですが、旦那が全て直して、うちで使えるようにしてくれていました。CDラジカセも旦那のおかけで音が鳴るようになりました。

先日のこと。何年かかけて、もう随分と壊れたものを持ってきてくれたママ友に、「旦那が色々イタズラして使えるようにしてくれていたの。今まで本当にありがとう」と満面の笑みで言いました。

すると、「え、使えているの!?」と驚かれました。これ以後、彼女がウチに使えないものを届けることは無くなったのでした。

ftnコラムニスト:サンマ雲

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.