昨今、子どもへの虐待に関するニュースがよく報道されるようになりました。しかし、今でも「子どものことを思ってしたことだ」と虐待を正当化しようとする大人が一定数いるのは残念ながら否めません。今回は、SOSを知らせてくれた息子たちのおかげで事なきを得た体験談です。
画像: ftnews.jp
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息子がサッカークラブに入ることに

Aさんには小学4年生の息子がいます。高学年になったこともあり、友達数人と地元のサッカークラブに入ることに。「スポーツをしてより体も心も成長できたらいいね」とママ友たちと話していたといいます。

熱心な指導をしてくれるコーチ

何人かコーチがいたなかで、熱心に指導を行うBというコーチがいました。1人1人をよく見てくれて、「大丈夫できる!」「よく頑張った!」と前向きな声掛けをしながら指導してくれてるBコーチ。子どもたちも一生懸命頑張っている様子を見て、「良いクラブに入れたね」とママ友たちと安心していたそう。しかし……。

息子からのSOSでコーチの虐待が発覚!

あるときのクラブ帰り、「もうサッカー辞めたい」と急に息子が泣き出しました。理由を尋ねると「Bコーチが怖い」「消えろとか言われた」とまさかの告白が! 同時にほかのママ友からも電話があり、息子の友達も同様の訴えをしていることが発覚したのです。

虐待を正当化するコーチが辞めてすっきり

次のクラブがある日にママ友たちとBコーチに話を聞くことに。
すると「指導の一環です」「そんなことでへこたれているようならうまくなれませんよ」とまさかの虐待を正当化する弁明を聞かされます。しかし息子たちがすかさず「でも殴られた」「俺は蹴られた」「お前なんかいなくなれって言われた」と発言!
虐待になっていると発覚したほかのコーチ陣がすぐにBコーチを辞めさせ、息子もまた楽しくサッカーに取り組めるように。「あのとき息子たちからのSOSがなかったら」と思うとぞっとしたそうです。

ftnコラムニスト:一瀬あい

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