自分の知識やセンスを過信しすぎていると、恥ずかしい思いをしてしまうこともありますよね。今回はママ友とのやりとりでそれを実感したというエピソードを友人に聞きました。
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公園で缶コーヒーを買うと……

友人のA子は子育て中のママです。
最近は子どもも活発になってきて、外遊びをすることも増えてきました。公園にいると、顔見知りのママ友とおしゃべりする機会もよくあるんだとか。

その日もA子は1人のママ友と話しながら、子どもたちの見守りをしていました。
そのうち喉が渇いてしまったA子。自分の分の水筒を持ってきていなかったので、公園内の自動販売機で缶コーヒーを買って飲んでいたのですが……

ママ友「そういうの無理(笑)」

それを見たママ友から「え、缶コーヒーとか飲んじゃうんだ?! 私そういうの無理(笑)インスタントも絶対飲めないから家でも豆からひいて淹れてるよ」というツッコミが!

A子は正直ムッとしましたが、「そうなんだ~すごいね。時間も余裕もなくて、なかなかそんなことできないなぁ……」と言うに留めました。
そのママ友はオーガニックや無添加にこだわっていることに有名で、いちいち目くじらを立てても仕方がないと思ったのです。

家に来たとき、ふと思いつき

数週間後、そのママ友がA子の家に子どもを連れて遊びに来ることになりました。
手土産にクッキーを持ってきてくれたのはいいのですが、「ここのクッキーは無添加だから身体にもいいの! あ、でもA子ちゃんちって飲み物はインスタントコーヒーだよね?(笑)」と、またしてもディスられ、さすがにA子にもちょっぴり意地悪な気持ちが……。

そこで、ママ友には黙って頂きものの高級コーヒーを豆から挽いてドリップして淹れてあげたものを出すと……

価値観の押し付けにはご用心!

ママ友は何も知らずにコーヒーを飲み、「インスタントってコクが偽物っぽいんだよね」と言う始末。
なーんだ、全然分かってないじゃん……と呆れたA子が、「これインスタントじゃないよ。有名な農園のコーヒーを豆から挽いたものなんだけどなぁ」と種明かしすると、ママ友はしどろもどろ。何も言えなくなってしまいました。

この一件以来、ママ友のディスりは少しマシになったそうです。

まとめ

もちろん、オーガニックや無添加が悪いわけではありません。でも人の価値観はそれぞれ。自分の価値観を押し付けて、人のことを見下したり不快にさせるのは恥ずかしいことですよね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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