夫の実家に泊まるのは、多かれ少なかれ妻にとって気を遣うものですよね。特に、姑との関係があまりよくない人にとっては憂鬱な訪問なのではないでしょうか。というわけで今回は義実家帰省中に起きたトラブルのエピソードを友人が聞かせてくれました。
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こっそり嫌がらせをしてくる姑

A子は夫と子ども2人と暮らしています。
夫の実家は遠方のため普段は気楽でしたが、問題は年に数回の帰省のとき。A子はなぜか昔から姑に目をつけられていて、帰省するたびに何かしらの嫌がらせを受けていました。

しかも、大っぴらな嫁イビリではなく、夫や舅にバレない程度の地味で些細な嫌がらせが細かく続くので、毎回A子は義実家に帰省するのが憂鬱でした。

1人だけ布団が違う!

先日帰省したときも、相変わらず姑は地味に嫌がらせをしてきました。
いつも帰省すると家族4人で和室に布団を敷いて寝かせてもらうのですが、今回は姑が「もう子どもたちも大きいし窮屈でしょ? A子さんは1人でこっちの部屋で寝たら?」と別室に案内してくれました。

しかし、そこにはペラペラのせんべい布団が敷かれていたのです……!

A子は我慢してその布団で寝ましたが、翌朝から腰に違和感を感じ始め、翌々日にはついにギックリ腰になってしまいました。

舅の一言で立場逆転!

「イテテテ……」と言いながら歩くA子にいち早く気付いたのは舅でした。
舅は姑の嫌がらせには気付いていないものの、普段からA子に優しく、気遣ってくれていたのです。

そんな舅にギックリ腰のことを話すと、舅は姑に「A子さんは腰が痛いんだから家事なんてさせるんじゃないぞ!」と強めに言ってくれました。

治るまでよろしくお願いしまーす(笑)

A子は舅に頼んで、ちゃっかりもう1枚敷き布団をゲットし、ふかふかの寝床を手に入れました。そして、ギックリ腰をいいことに1人部屋でダラダラできることになったのです。

A子をこき使う予定だった姑は予想外の展開に腹を立てつつも、夫や舅に気付かれるわけにもいかず、A子の腰が治るまで息子家族の食事作りや洗濯に追われることになりました。
もちろん夫や舅も積極的に家事はしていましたが、姑は誰よりも「A子に」家事をさせたかったので、それはそれは悔しかったようです。
姑にも何か理由があったのかもしれませんが、これに懲りて、嫌がらせがほどほどになるといいですね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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