混みあったスーパーって誰でも多かれ少なかれイライラしてしまうものですよね。案外そういう場所では小さな子どものほうが無邪気に普段と変わらずいられるのかもしれません。今回はそんな状況で息子が活躍したエピソードを友人に聞きました。
画像: ftnews.jp
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夕方の混雑するスーパー

友人A子は働きながら5歳の息子を育てるワーママです。
フルタイムで働くA子が息子を保育園に迎えにいくのは毎日18時前。それから買い物に行っていては遅くなるので、普段はネットスーパーで済ませていましたが、その日はどうしても買わないといけないものがあり、仕方なく駅前のスーパーに寄りました。
予想してはいたものの、その時間のスーパーは人でごったがえしていました。

明らかにイライラしている人が

A子は息子を連れて急いで必要なものをカゴに入れ、レジの列に並びましたが、レジも混みあっていてなかなか進みません。
仕事で疲れていたA子も内心「早く帰りたいのに……」イライラしながら並んでいました。

しかし、A子より遥かにイライラしている人がいました。
A子と息子のすぐ後ろに並んでいた中年男性です。急いでいるのか、男性はしきりに舌打ちしたりカートを蹴ったりと、大人気ない態度を続けています。

息子がまさかの一言!!

A子は「なんか後ろの男の人、怖いなぁ……」とビクビクしていましたが、息子が突然その中年男性に話しかけたのでびっくり!!
しかも、「おじちゃん、イライラしたら静かに心の中で5秒数えてみてって幼稚園の先生が言ってたよ! やってみたら? それともおしっこ行きたいの?」という内容だったので、A子は「絶対怒られる……!」と咄嗟に息子を止めようとしました。

しかし、男性は……

男性の顔が一瞬でサッと赤くなったので、A子は身構えました。
ところがA子の心配とは裏腹に、男性はそれからすぐに態度を改め、静かに待つようになったといいます。

小さな子どもに正論で諭されたのがよっぽど恥ずかしかったのでしょうか。大人に注意されるより、よっぽどバツが悪かったのかもしれませんね。

まとめ

無事に会計を終えたあと、男性はA子たちのそばを通り過ぎながら、息子に「……さっきはごめんな」とボソッと告げていったそうです。

どんな状況でも悪いことは悪いと言うのは大切ですが、なかなかできないことでもありますよね。大人としてA子の息子の行動を見習いたいものです。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの


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