マンション暮らしだと些細な物音でもご近所の迷惑にならないかと気を遣ってしまいますよね。小さな子どもがいればなおさらです。でもそんな問題をユニークな方法で乗り切ろうとしている人もいるようですよ♡
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マンションの真上の部屋に住むのは

友人のA子はこの春、結婚を機に郊外の分譲マンションを購入しました。A子のお腹には待望の赤ちゃんがいて、これからの子育てのことを考えての選択だったそうです。

A子が住む部屋の真上には、3歳と5歳の男の子がいる家族が住んでいます。
引越しの挨拶に行ったとき、男の子たちの母親に「騒がしくてすみません……!」と謝られましたが、たしかに毎日ドタバタと元気そうに走り回っている様子。

しかしA子はもともと子ども好きなのもあって、「元気だなぁ」と思う程度で全然不快には感じていませんでした。
夫とも「うちも子どもが産まれたら毎日こんな感じなのかな?」と微笑ましく話していたそうです。

しかし、ある日を境に音がやみ……

ところがA子たちが引っ越してきて1ヵ月ほどたったころ、毎日騒がしかった上の階の物音がピタッとやんでしまいました。
もはや毎日の楽しみにすら感じていたA子は「病気や怪我でもしたのかな?」と心配に……。たまに物音が聞こえることがあっても、またすぐに静かになることの繰り返しで、一体どうしたんだろう? と思っていました。

一体どうして? 心配していると

それから数日たったある日、マンションのエントランスで偶然その家の母親と出くわしたA子。
よその家庭の事情に踏み込んではいけないと思いつつも、つい「最近あまり足音が聞こえなくて、ちょっと寂しいです」と言ってしまいました。

すると母親は、「最近2人とも忍者に憧れてて、ドタバタ走り回ってるときに『そんなんじゃ忍者になれないよ!』と言うとソロリソロリと歩くようになるんです……(笑)」と種明かしをしてくれたそう。

病気や怪我ではなく、忍者の修行だったんですね!

微笑ましい理由にほっこり

母親は「A子さん、もうすぐ赤ちゃんが生まれるでしょう? うるさくしたら迷惑だし、子どもに静かにさせる練習をしないと、と思って……」と恐縮していましたが、むしろA子はさらに男の子たちに親近感を感じるようになったといいます。

「シーンとしてるより、人の生活感が感じられたほうが私も寂しくないし嬉しいです! あんまり気にしないでくださいね」と言うと、母親もホッとしていたんだとか。

それ以来、上の部屋が急に静かになると「お、忍者になってるのかな?」と想像する楽しみが増えたそうです。

まとめ

マンションの騒音は問題になりがちですが、こんなふうに優しいやりとりもあるんですね。人はそれぞれ事情があるもの。心にゆとりと思いやりを持って大らかに捉えたいものですね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの


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