皆さんはアカデミックハラスメントをご存じですか?
アカデミックハラスメントは略して「アカハラ」と呼ばれ、教育の場で優位な立場を利用し、相手に不利益を与える行動を示します。
今回は、アカハラ講師を成敗したエピソードを紹介します!
画像: ftnews.jp
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アカハラ講師に悩まされる女子大生達

知人女性の通っていた大学には、問題行動の目立つ男性講師がいました。
その講師はやる気の無いことで有名で、授業に平気で遅刻して、授業中はセクハラ発言のオンパレードだったそうです。
なんでも彼は婚活しているそうで「皆さんの中にも、僕に興味のある方がいたらお声がけ下さい!」「良い方がいたら、紹介してね~」と頻繁に発言していたというから呆れてしまいます。
オマケに講師は自分好みの女子生徒以外に挨拶をされたら、無視する事も日常茶飯事でした。
こんな講師に当たり、知人女性を含めた生徒達は不信感を募らせていきます。

水戸黄門の印籠のごとく「評価」を振りかざす

これで授業内容が面白いならまだしも、彼の授業は分かりにくいというのですから、もう埒が明きません。
痺れを切らした生徒達は「恋愛の話は不快なので、辞めて欲しいです」「もう少し、分かりやすい授業を望みます」と感想用紙に記入し、講師に提出しました。
しかし彼に反省の色は全く見られず、授業中に声高々にこう宣言しました。
「授業をどう行うのかは、講師である私に委ねられます。なので生徒のあなた方に、とやかくいう権利はありません。それにこれ以上、私を侮辱する気であれば、評価も下がるということをお忘れなく」
そう言って勝ち誇ったように、不敵な笑みを浮かべる講師。
この瞬間、生徒達は意を決して団結することを誓ったのでした。

評価する側から、される側へ……

その日から生徒達は、彼の問題発言を記録に残すべく、授業をテープレコーダーで録音しました。
感想用紙にも一切、授業への不満は書かなくなった為、講師も気が緩んだのでしょう。
講師は前以上にセクハラ発言を行うようになり、悪の記録が続々と上書きされていきます。
そして生徒達はこのテープレコーダーを学校の上層部に提出すると同時に、自分達がどれだけのアカハラを受けて来たのか、結託して訴えました。

さすがにこれは見逃せないと大学側も判断し、結果的に講師は契約破棄され、職を失いました。
「そんな~! 私が何をしたって言うんですか~!」と講師は逆切れしつつ、泣きじゃくっていたといいます。
自業自得とはまさにこのことですね。生徒達が授業に集中できるようになってよかったです。

ftnコラムニスト:六条京子

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