大切なものは、失ってから気付くものです。
今回は、軽率な発言で全てを失ってしまった姑のエピソードです!
画像: ftnews.jp
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天使のような娘

知人女性の娘さんは、現在24歳。娘さんは優しく気立ての良いお嬢さんで、常に家族のことを気遣ってくれていました。

「私も社会人だし、1人暮らししようとも思ったんだけど、おばあちゃんが週2日のペースで病院に行くでしょ? お母さんとおばあちゃんは仲が良くないし、私が送迎を行った方が良いかと思って。だから結婚するまでは、実家にいようと思うの。もちろん、家にお金は入れるし、家事もやるわ!」

その言葉に、知人女性はどれだけ救われたことでしょうか?
優しい娘さんは、自分のプライベートよりも祖母の送迎を優先し、家族に尽くしてくれたといいます。

恩を仇で返す姑

家事もテキパキと行い、姑の送迎を快く引き受けてくれる娘さん。
娘さんのお陰で、知人女性の家庭は平和そのものでしたが、ある日、とんでもない事件が起こりました。

なんと姑が「実家暮らしの穀潰しが!」「早く嫁に行け!」など酷い台詞を娘さんに、矢継ぎ早に言い放ったと言うのです。
どうやら姑が病院の予約日を間違えていたそうで、それを娘さんに指摘されたのが面白くなく、八つ当たりしたというから呆れてしまいますよね。

姑の心無い言葉に傷付く娘さんを見て、知人女性はある決心をしました。

全ては自業自得

「おばあちゃん! 私、結婚して家を出ます! お母さんも仕事で忙しいから、これからは自分で病院に通ってね!」
娘さんの言葉を聞き、姑はビックリ仰天しました。

実は、知人女性が娘さんに見合い話を持ってきて、性格の良い娘さんはトントン拍子に縁談がまとまったのです。
しかもお相手は、ハイスペックな医師男性。継母でなく姑に苛められた末に、幸福を掴んだ娘さん。まさにシンデレラストーリーを掴んだと言えましょう。

「そんな、まだ若いんだし。焦って結婚しなくたって......」と焦る姑でしたが、もう時既に遅し。
娘さんは、そのまま結婚して家を出て行き、とうとう姑は自分で交通手段を確保する必要に迫られました。

知人女性も「娘にあんなことを言ったんだから、私は送迎には一切ノータッチよ!」とのことです。
普段の言動に気を付けてさえいれば、姑にも違う未来が待っていたでしょうに……。
人にしてもらったことに対して感謝の気持ちは忘れてはいけませんね。

ftnコラムニスト:六条京子

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