わが子は園児が400人以上いるマンモス幼稚園に通っていたのですが、園児の数が多いので、変わったママやパパもチラホラいました。今回は筆者が出会った、トラブルメーカーママのエピソードをご紹介します。
画像: ftnews.jp
ftnews.jp

幼稚園で有名な悪態ママとの出会い

Aさんとの出会いは、幼稚園で開かれた餅つき大会でした。

園児とパパが餅をつき、ママたちはお餅を子どもたちが食べやすいように成形してあげます。私たちの班は、お餅の中にあんこを詰めて大福を作る係でした。

「子どもたち可愛いよね〜」「お餅おいしそう〜」と楽しく作業をしていたところです。

どこからかAさんがやってきて、大福が並べられたお皿を指差し「なにこの下手くそなやつ! 誰が作ったの。最悪っ」と吐き捨て、笑いながらその場を去って行ったのです。

私たちは、一瞬何が起こったのか分からず呆然としました。

すると隣の机で作業をしていた年長ママが、「大丈夫? 気にしないでね。Aさんってああいう人で有名だからね」とこっそり教えてくれたのです。

手作り品に暴言! 哀れみさえ感じ……

翌年のバザーで、手作り品を販売するコーナーの会計をしていたときです。

Aさんがやってきて、ママや地域の方、幼稚園の先生たちがいる前で「こんなのに金出す奴の気が知れないわ〜」とわざと大きな声で言いながら、馬鹿にしてきたのです。

仕事や子育てで忙しい中、ママたちが一生懸命つくった手作り品を馬鹿にするAさんの姿を見て、私は怒りを通り越して哀れみさえ感じてしまいました。

他人の持ち物を壊した挙句に……

そんなAさんは、親子キャンプで大きなトラブルを起こします。

同じグループのBさんが持ってきたテントを、Aさんが壊してしまったのです。テントの片付け方が分からないにもかかわらず、力づくで畳もうとしたので骨組みが真っ二つに折れてしまいました。

他のママもAさんの様子に気づき、さすがに謝るだろうと思っていたら……

なんと「私のせいじゃない! こんなの持ってきた人が悪いのよ」とわめきだしたのです。
これにはさすがに保護者たちも黙っていられず、園長たちと緊急で話し合いが行われることになりました。

ご主人がトラブルの尻拭い

園長を前にしてもAさんは、ふてくされた態度をとり全く話になりませんでした。

そこで、Aさんの夫に連絡をして事情を説明。

するとすぐにご主人が来て、Bさんや同じグループの家族、先生方に丁寧に謝っていました。後日、壊したテントの代金もしっかりとBさんに支払い、今回のトラブルは解決したのです。

その後もAさんは卒園まで小さなトラブルを起こし続け、その度にご主人が呼び出されていたようです。ご主人も毎回、トラブルメーカーの妻の尻拭いをさせられて大変そうでした。

トラブルを防ぐのはもちろん、もし起きてしまったらすぐに謝ることが大事ですね。

ftnコラムニスト:広田あや子

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.