ママ友のA子さんより、「ねえ、いま暇? これからランチ行かない?」
「聞いてほしい話があるのよ。昼ごはん一緒に食べよ?」そんな電話やメールが執拗にきて、
断り切れずに彼女とお付き合いしていた作者の友人。話題は豊富で、話は確かに面白く
ランチタイムは楽しいひと時、だったみたいなんですが、問題は会計時の時に彼女が
全くお金を出さないということだったそうで…。
画像: ftnews.jp
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しつこいお誘いではあるが

電話やLINEで「ランチ行こうよー!!」とママ友のA子さんから誘われるようになったのは、旦那の転勤でこっちに引っ越してきて半年くらい経過した頃でした。
私としても、よそ者の身だったので、早く誰かと仲良くなって、その人を通じてさらにたくさんの友達を作りたいと思っていました。
なので、最初はA子さんからの連絡がとてもうれしく、誘われるがままに応じていました。

A子さんの話は面白く、興味深いものでしたが……

料理が来るのを待つ間、私はA子さんとの会話を楽しみました。
A子さんは社交的で、英会話などの習い事やトレーニングジムなどにも通い、知り合いも多いようでした。
話題も豊富で、聞いていて全く飽きない。一緒にいて楽しいと思える人だったんですが、ただひとつ、困りごとがありました。

問題なのは会計時……

食事を終えて、いざ帰ろうとするとA子さんがもじもじし出すのです。
お会計は普通に考えて、割り勘が妥当。それなのに、A子さんは私にめちゃくちゃな言い訳を披露してくるのです。
「銀行でお金をおろし忘れた」だの、「今月苦しいから悪いけど払っておいてくれない?」など、様々な言い訳で支払いから逃れようとします。
お人好しな私も悪いのですが「わかった。立て替えておくね」と何度となくA子さんの分まで払っていました。

我慢の限界が訪れるとき

A子さんとのランチも、いよいよやめる時がきました。
A子さんときたら、立て替えてあげたランチ代を一向に支払ってくれないのです。私も遂に堪忍袋の緒が切れました。

ランチに行った時のレシートを丁寧にまとめて、A子さんの旦那さんがご在宅の時を見計らって
取り立てに伺いました。
呼び鈴を鳴らすと旦那さんが出てきてくれたので、レシートの束を渡して事のいきさつを説明。

妻であるA子さんを怒鳴りつけてくれ、A子さんには多めにお支払いしていただきました!
いくら仲が良いと言っても、お金に関することはきっちりした方がいいと学んだ出来事でした。

ftnコラムニスト:サンマ雲

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