毎年5月の第2日曜日はお母さんにありがとうの気持ちを伝える「母の日」。2人の小学生の子どもがいるAさんは「子どものため」と心を鬼にしてよく叱っており、子どもたちは父親に懐いていました。しかし母の日、子どもたちから思わぬプレゼントが......。
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子どもたちに厳しいママ

Aさんは結婚して10年。小学3年生と1年生の息子たちがいます。とっても元気な子どもたちは、勢い余ってスーパーで追いかけっこをしたりや大きな声を出したりすることもしばしば......。「2人のため、人様に迷惑をかけるような大人にならないように」という思いから、よく子どもたちを叱っていたAさん。それもあってか、「怖いママ・優しいパパ」という認識が生まれ、子どもたちは父親によく懐いていました。

行き過ぎる言動に雷を落としてしまった

叱られてもすぐ繰り返す子どもたち。あるとき、Aさんの見えないところで追いかけっこをした2人は角でおばあちゃんとぶつかり、おばあちゃんは尻もちをついてしまいます。その光景を目にしたAさんは怒りが爆発! 「人様に迷惑をかけるな!」「そんなに言うこと聞かないならもうママも知らない」と子どもたちを突き放すような言葉をかけてしまいます。

2週間ほど険悪なムードが漂う家庭

その後、子どもたちはスーパーなど人が多いところでは遊ばないようになりましたが、Aさんのはらわたは煮えくり返ったまま。子どもたちにもつい冷たく当たってしまい、2週間ほど家では険悪なムードが漂います。「このままではいけない」といつも通り接するようにするも、どこかぎこちなさが残っていました。

母の日に子どもたちからプレゼントが!

そんな中で迎えた母の日。「ママ、こっち見て」と呼ばれたAさんが振り返ると、涙を流しながらAさんの似顔絵を持った子どもたちが。

「いつも僕たちのためにダメなことを叱ってくれてありがとう」「迷惑かけないようにする」「ママ大好き」としっかり反省した様子の子どもたち。「叱られても、嫌になっても、この子たちにとっては私がママだし、私にとっても大事な我が子」と、Aさんもこれまでの行動を振り返って反省しました。その後は元通りで叱ることもありますが、今まで以上に愛情深く育児に励んでいるそうです。

ftnコラムニスト:一瀬あい

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