愛する旦那さんのお母さんとはいえ、自分の考えを押し付けられ嫌味を言われたら、いい気持ちはしませんよね。今回は、パートをしているが義母に稼ぎが少ないと文句を言われてしまったというお話をご紹介します。
画像: ftnews.jp
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レジのパートをしている私

これは私の友人から聞いた話です。

私は小学校二年の息子と夫の三人家族。義実家からは車で三十分くらいの距離に住んでいます。
息子が学校に行っている昼間はパートに出ていて、学校から帰ってくる時間には出迎えできるように、スーパーのレジで働いています。

義母はずっとフルタイムで仕事をしていて、いわゆるバリキャリ女性。義父が仕事を辞めても困らないくらいがっつり稼いでいます。

パートの私が気に入らない義母

義母は短時間のパートで稼ぎの少ない私のことが気に入らないようで、息子を保育園ではなく幼稚園に入れた時から夫や義父に隠れて文句を言ってくるようになりました。
「幼稚園に入れたんだから、パートじゃなくてもっと働ける会社を探したら?」
「教育費や老後資金のために稼げるときに働かないと!」

実は私も結婚する前はずっとフルタイムで働き続けたいと考えていましたが、あることを夫に言われて考えを変えたんです。

夫の思いとは……

結婚の話になったときに、実は夫からあるお願いをされました。
「子供が生まれたら、せめて中学生になるまでは家でお帰りと迎えてやってほしい。僕はずっと鍵っ子でさみしかったけど、母に伝えてもわかってくれなかった。」

この夫の気持ちを大切にしようと、子供が帰宅したときに家にいられるようにパートを続けていました。しかし、そんな夫の気持ちとは裏腹に義母からの嫌味は続きました。

義母からの嫌味を知った夫は

義実家に食事に招かれた際、キッチンでいつものように隠れて文句を言われていた私は、言い返したい気持ちをグッとこらえて耐えていました。そんな私の表情に気が付いた夫が静かに様子を伺い、義母が私に嫌味を言っているのを耳にしたんです。

「母さん、それは違うよ! 僕が彼女に働かないでくれってお願いしたんだ。
いつも僕より仕事仕事で、どんなに僕がさみしかったかわかろうとしなかったよね?
僕は自分の大切な子供にそんな思いをさせたくないんだ」

義母はハッとした表情で、私と夫に謝罪しました。贅沢をさせてやるのが息子にとっての幸せだと考えていた義母は、思い出より物で幸せを与えられると思っていたんだそう。
長年の考え違いが解消し、それ以来義母は嫌味を言ってこなくなりました。

夫の気持ちをようやく理解し、私が急用で出かけなければならないときには、孫がさみしくならないようにと有休をとって孫の面倒をみてくれるように。
夫の一言で関係がうまくいくようになったので、夫には感謝しています。

ftnコラムニスト:karira

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