幸せではない結婚生活を送っている人は意外と多いもの。でも離婚は大変だからと、最後まで我慢して良いのでしょうか。
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結婚35年で考えた事

大学の先輩のL子さんは58歳。
子供達は巣立ち、定年間近の夫と2人暮らし。夫はごく普通と言えば普通。
でも、2人目を産んだ後から会話はなく、夜の生活もなし。必要最低限の相談をするだけの夫婦になっていました。

人生も終盤に差し掛かり「このまま人生終わって良いのか」と自問自答するようになっていたL子さん。

不安は経済的な事だけと気付く

「なぜ離婚しないのか」と考えてみると、経済的な問題。他のことを考えると「何もない」と言う事に気付いて愕然としたL子さん。

「私、お金のためだけに、この人と一緒にいるの?」

夫は女が働く事を嫌ったため、ずっと専業主婦。
でも習い事だけは沢山していたので、資格を持っていたL子さん。思い切って、ネットで教える仕事を始めてみました。
「食べていけるくらいになったら離婚しよう」と心に決めて。

あっさり離婚に同意した夫

2年ほどで仕事が軌道に乗り、恐る恐る夫に離婚を切り出したL子さん。
返事は拍子抜けするほど、あっさりしたものでした。
「分かってた。俺達はとっくに夫婦じゃなかったし」
財産分与も嫌がらず、きっちり半分くれたそうです。

幸せな人生を送るには思い切った決断も必要

その後、趣味繋がりで気の合う男性と再婚し、L子さんは生き生きとした毎日を送っています。
ただ1つの後悔は「なぜもっと早く決断しなかったか」だけ。

人は安定を好みます。ものすごく不幸でない限り、変化を望まない人は多いでしょう。
でも、心の繋がりのない結婚生活は虚しいです。
案外踏み出してしまえば、新しい幸せが待っているもの。
あなたは今、幸せですか?

ftnコラムニスト:kanonmaru

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