自分のやり方がスムーズにいくからといって、他の人にとっても合うやり方とは限りません。
今回は、私の友人Sさんから聞いた、おせっかい義母とのトラブルエピソードを紹介します。
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夫婦間のルール 「お互いのやり方に口出しをしない」

Sさんは独身時代から、洗濯物や炊事など身の回りのことは自分でやっていました。
そのため、自分のやり方、というものがあります。

洗濯を干し終わってから、前日に干して乾いた洗濯物を畳んだり、食器を洗う前にティッシュで汚れを拭き取ったり……。
些細なことかもしれないけれど、Sさんにとっては 「やりやすいやり方」 なのです。

Sさんが結婚したときに、旦那さんと約束をしました。
それは、 「お互いの家事のやり方に口を出さない」 ということ。
Sさんなりのやり方に対しても、旦那さんなりのやり方に対しても、口を出さないと約束をしたのです。

この約束のおかげで、Sさんの結婚生活は平和!
喧嘩もなく、穏やかな日々を過ごしていました。

平日の昼間に来る義母。旦那がいない隙を狙ってる……?

結婚をしてから半年。
最近は、近所に住む義母が、定期的に訪れるようになりました。

義母と仲良くなりたかったSさん。
訪問を純粋に喜んでいました。

義母が訪れるのは、いつも決まって平日の昼間。
旦那さんがいない時間を狙っているかのように、やってくるのです。

最初のうちは、平和に世間話をしていました。
しかし、義母が慣れてきたあたりから、家のことに口を出されるように……。

「洗濯物は、部屋干しじゃなくて外に干すべきよ!」
「食器の洗い方は、泡をたくさんつけてからゴシゴシと洗うのよ!」

しだいに、Sさんの家事の流れにまで文句を言うようになってきた義母。

来るたびに文句をいうとか、なんで!!?
いくらなんでも、口出ししすぎじゃない……!!?

さすがにイライラが限界……!!!

Sさんは、旦那さんに愚痴を言いました。

しかし、旦那さんは義母を大切にしている人。
どうせ愚痴も、本気では聞いていないだろう……。

Sさんは旦那さんに対して、まったく期待をしませんでした。

旦那が一喝! 「嫁のやり方は嫁のやり方! 母さんのやり方とは違う!」

次の日になり、旦那さんは珍しく午前中にお休みをとりました。
久しぶりに寝坊ができたSさん。
旦那さんも家事を手伝ってくれて、のんびり過ごしていました。

すると、インターホンの音が鳴り響きました。
やってきたのは、義母。
平日の昼間だからと訪れたようです。

家の中へ招き入れると、義母はさっそく洗濯物を見て言いました。

「あらやだ! またお部屋の中に洗濯物を干してるの? 天気がいいんだから、外に干さなきゃダメでしょ!」

開口一番に文句を言われたSさん。
また今日も文句ばっかり。

落ち込みかけていた、そのとき……

「今日、洗濯干したのは俺なんだけど」

義母に声をかけたのは、旦那さん。
いるとは思っていなかったからか、義母はびっくりした顔になりました。

すると旦那さんは、言葉を続けました。
「っていうか、なんで母さんにいちいち指図されなきゃいけないわけ? 嫁のやり方は嫁のやり方! 母さんのやり方とは違うだろ!」

きっぱりと言ってくれた旦那さん。
まさか味方をしてくれるとは思わなかったので、Sさんは固まりました。

そしてその後、義母からは
「ごめんなさいね」
と謝ってもらい、おせっかいアドバイスはほどほどになりました。

まとめ

義母も、よかれと思って口を出していたのかもしれませんが、自分のやり方は自分で決めるものです。
旦那さんが味方をしてくれたことで、Sさんは平和な日常を取り戻せましたね。

ftnコラムニスト:haru

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