自分の性に違和感を持つ人が、この世には多くいらっしゃいます。悩み苦しみ、人に打ち明けられないという方も多いのです。
筆者の友人T男さんも、そのうちの1人でした。そんな彼の体験談をご紹介します。
画像: ftnews.jp
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幼い頃からの違和感。周りは受け入れてくれない……

T男さんは物心つく頃から、自分の性別に違和感を感じていました。

「私は女の子のはずなのに、なんで男の子なんだろう? 」

トイレも着替える部屋も、男性側に入れられてしまう。
小学生になる頃は「オカマっぽい」とからかわれ、中学生になると酷い虐めに遭うように。

(誰にも言えない、分かってもらえない。)

そんな辛さから、高校を卒業して逃げるように地元を離れたのです。

大人になって知る、世界は広い!

大人になっていくにつれて、自分のように性に違和感がある人が多くいることを知りました。
同じような状況の人達と集まり、どんどん友達も出来て……。

さらに自分を理解してくれる彼氏も出来て、幸せいっぱいでした。しかし……

もう無理。最後は母の声が聞きたい……

大好きな彼氏と2年で破局。
あまりの辛さに、もう死んでしまいたいと本気で考えるようになってしまったのです。

(死ぬ前に、母の声が聞きたい……)

女性の恰好をするようになって、何年も母を避けていたT男さん。思い切って母に電話をすることに……。

母はいつだって一番の味方だった(泣)

「あんたが女の子になりたいの知ってたの、何も出来なくてごめんね。」

泣きながら謝る母に、T男さんも大号泣。
思っていることを正直に話すと、母は全てを受け入れてくれました。

そうして数年ぶりに母に会いに実家へ。
女性服を身にまとうT男さんを見た母は、

「可愛いじゃない! 本当に似合ってるわ。」

そう嬉しそうに言い、温かく迎え入れてくれたのでした。

まとめ

自分を受け止めて認めてくれる人がいるだけで、人は頑張れてしまうものです。
T男さんが、これからも自分らしく生きていけますように!

ftnコラムニスト:Yukky111

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