不倫に年齢は関係ありません。高齢になれば異性に対する興味が落ち着くなんて、一部の人たちだけのようです。今回は筆者の母から聞いた、長年連れ添った夫婦こそ気をつけたい熟年不倫のエピソードをご紹介します。
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還暦同窓会への密かな楽しみ

A夫さんは、大学時代のゼミ仲間たちと還暦同窓会を主催しました。

ほとんどの同窓生たちとは、卒業後は年賀状のやりとりだけだったので、顔を合わせるのは38年ぶりでした。

A夫さんには、同窓会への密かな楽しみがありました。

それは、学生時代に付き合っていたU子さんとの再会です。

彼女から参加の返信が届いたときは、妻に見つからないように小さくガッツポーツをしました。

38年ぶりに再会したかつての恋人

U子さんは、学生時代と変わらず愛嬌のある可愛らしい女性のままでした。

彼女は上司の紹介でお見合いをし、2歳年上の男性と結婚し、3人の子どもの母親になっていました。

そんな幸せそうなU子さんが突然「もしA夫さんとお付き合いしたままだったら、私、今どんな生活していたのかなぁ」と笑いかけてきたのです。

これには「そんなバカなこと言うんじゃないよ」と照れ笑いで返します。

しかしU子さんが「もし二十歳に戻れるなら、私、あなたと結婚したわ」と真剣な顔で言うので、動揺してうろたえてしまいました。

互いの気持ちを確かめ合う

二人は再会後、手紙のやり取りをはじめます。

手紙には、子どもたちが独立し、夫婦二人の生活にハリがないこと。

ご主人が退職後、家にずっといて面倒を見るのが鬱陶しくてたまらないことなど、彼女の暮らしぶりが、女性らしい丁寧な字で綴られていました。

翌年の同窓会で1年ぶりの再会を果たしたA夫さんとU子さん。

そこでA夫さんは、U子さんに想いを告げます。

同窓会の後、二人は夜の街に消え、男女の関係になりました。

不倫に年齢は関係ない!

かつての恋人と不倫関係になったものの、A夫さんは関西・U子さんは九州に住んでいるため、頻繁には会えません。

そこで、互いの家族に「一人旅に行く」「同窓生と旅行にいく」と嘘をつき、旅先で二人だけの時間をこっそり楽しんでいるようですよ。

これは、還暦を過ぎて時間とお金に余裕があるからこそ楽しめる不倫ですね。

高齢になれば性欲も落ち着いて、不倫なんて無縁かしら?なんて思っていてはいけませんね。

ftnコラムニスト:広田あや子

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