世間一般ではどんどん男女平等が進んでいますが、一部の田舎ではそんなことは関係ありません。今でも昔ながらの、男尊女卑が当たり前という感覚が残っているのです。そこで今回は知人から聞いた「田舎の男女不平等な暮らしの話」をご紹介します。
画像: ftnews.jp
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田舎に移住した主婦

Aさんは結婚して10年目の主婦です。結婚するまでは都会に住んでいたのですが、結婚してからは旦那の仕事の関係もあり、田舎に移住しました。

「田舎は自然豊かで、子供を育てるのにピッタリな場所」

そう思っていたAさんですが、移住して10年。今ではその真逆の思いを抱いています。田舎は良くも悪くも、変わらない場所だからです。

古い考えが根強く残っている

都会ではどんどん、男女平等な世の中に変わっていっていますが、田舎ではそんなことは関係ありません。

「家事や育児は女がするもの」そのような考えが根強く残っているのです。

旦那が家事を手伝うことはありませんし、学校のことや役所の手続きなど、家のことは全てAさんが行わなければなりません。

そしてそれに反抗しようものなら「女のくせに」と言われてしまいます。

ママ友に愚痴を漏らしたら

さらにそれを異常なことだと思う人が、1人もいないということも異常なことです。

一度、Aさんは近所のママ友に「旦那が家事を全然やってくれなくて……」と愚痴を漏らしたことがあります。

しかし返ってきた返事は「男が家事をやるなんて、テレビの中だけの話でしょ? 」というもの。

男性がそんな考えを持っているならまだ話はわかりますが、女性の中にもその現状を異常だと思う人はいないのです。

自由のない暮らし

家事や育児、学校のことは全て女性。旦那が家に友人を招いたら、妻は当たり前のようにお酒のアテを作る。祖父母の畑の手伝い、お中元やお歳暮、親戚付き合い。

Aさんが住む田舎に、女性の自由はどこにもないのです。

Aさんが一番心配なことは子供のこと。こんな感覚を持つ人ばかりの環境で育ったことで、男尊女卑の感覚を子供が当たり前に持ってしまわないか、不安に思っているのです。

田舎は「子供を育てるのにピッタリな場所」どころか、「子供に悪影響を与えてしまう場所」だとAさんは語っていました。

田舎には良いところもありますが、悪いところもあるんですね。全ての田舎がそうだというわけではありませんが、移住を考えている人は注意したほうがいいかもしれません。

ftnコラムニスト:ふくろうクジラ

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