不倫はやってはいけない行為ですし、平気で不倫する女性にはマイナスのイメージがあるものです。しかし、大きな野心を持った女性には、むしろ潔さを感じる場合も。今回は、不倫を踏み台にして出世した友人の話をご紹介します。
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社内接待の付き添いがきっかけで不倫スタート

高校時代の友人Nちゃんは、短大卒業後に中規模な企業へ就職しました。やる気いっぱいで就職したのですが、実際の仕事は雑務ばかりでNちゃんは不満です。

ある日、上司の付き添いで役員も出席する懇親会に参加することに。それがきっかけで、役員に気に入られたNちゃん。何度か誘われて食事をしていましたが、徐々に距離が縮まり、不倫関係となりました。

不倫相手の役員に出世のおねだり♡

不倫相手の彼はとても聞き上手。Nちゃんは不倫相手にたくさんの話をします。その中でも、良く話したのは、「雑務ばかりでつまらない」「企画を提案しても流されてしまう」「アシスタントしても自分の評価にはならない」といった仕事への愚痴でした。Nちゃんの愚痴を「わかるわかる」と不倫相手は聞いてくれるのです。

話しているうちに、Nちゃんは今の部署が心底嫌になってしまいました。そこで、不倫相手に異動の相談をします。役員という立場に惹かれたわけではありませんが、「せっかく役員がここにいるのだから、打診くらいはしてもいいだろう」とNちゃんは思ったのです。

異動後は実力で出世を目指す!

結果、Nちゃんは希望の営業部に異動することに。仕事もアシスタントではなく営業職です。Nちゃんは就職直後のやる気を取り戻していました。しかし、異動した部署では、Nちゃんと役員が不倫関係だという噂がまん延。役員の怒りを買うのが怖いのか、大っぴらに不倫を責められることはありませんでしたが、影でコソコソと悪口を言われるような環境です。

それでも、Nちゃんは挫けませんでした。「そりゃ、不倫を噂されれば、悪口くらい言われるでしょ」と、現状を受け入れた上で仕事に集中します。仕事時間以外も勉強を続け、わからないことは積極的に聞きながら、結果を出していきました。そして、順調に出世をしていったのです。

周囲からの後ろ指はなくならない

しかし、異動して5年が経っても、役員との噂はなくなりません。このころには不倫関係を解消し、上司と部下として良好な関係を築いていたNちゃん。営業成績も良く、昇進試験も高得点でクリアしたのに、それでも後ろ指をさす人はいるのです。

「不倫していたのは事実だから、あえて否定はしないけど、さすがに嫌な気分になる日もあるよ」と、先日Nちゃんは弱音をこぼしていました。いつもは「出世は努力の結果」と笑っているNちゃんです。それでも、不倫をして、その関係を利用した事実は、実力で巻き返しても消えないことに後悔する瞬間があるのでしょう。努力の結果が正当に評価されないほど、不倫の事実は重いのだと感じました。

ftnコラムニスト:ききた

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