私は地方の小さなクリニックで働いている看護師です。個人的な見解ですが看護師は気が強い人が多く、医療業界以外で働いた経験が少ない人がほとんどなため、世間知らずというか、自分の物差しや考えが絶対に正しいと思っている人が多い印象があります。
今回は、そんな自分の考えが100%だと思っている後輩の衝撃的な発言についてお話したいと思います。

新婚さんで転職してきた後輩の結婚式に出席

もともと京都で働いていた後輩のHちゃん。旦那さんとの遠距離恋愛の末結婚し、私が勤めていたクリニックに転職してきました。第一印象は、とにかく「かわいい」。男性が好きそうなタイプだなと感じました。

年が近かったこともあり、すぐに私とHちゃんは仲良くなりました。Hちゃんは京都に住んでいたので、田舎に住むことには少し抵抗があったようです。カフェでお茶をすることが多かったのですが、よく「遊びに行くところがない」「買い物に行くところがなくて不便」とぼやき、都会の暮らしに戻りたいと話していました。

転職から半年、Hちゃんが結婚式を行うということで、職場の先輩として招待されました。私は快くOK。職場の上司と共に結婚式に出席しお祝いしました。

自分の結婚式にも招待したら「後輩から金取るんですか?」と拒否

Hちゃんの結婚式からしばらく経ち、私は異動でHちゃんとは違う部署に移ることになりました。話す機会が減ってしまったのもあり、お茶をする回数も少なくなってしまいました。

そんなとき、今度は私の結婚が決まりました。職場恋愛だったため、結婚式にはお互いの上司や同僚を呼ぶことに。自分が招待してもらったこともあり、Hちゃんにも出席してほしいとお話しました。仕事の休憩時間に、他には誰もいないロッカーでその話をしたのですが、Hちゃんの返事は驚くべきものでした。

「話す機会ももうほとんどないのに、後輩から金だけ取るんですか?」
知らない間に嫌われるようなことをしたのか?と思うほど冷たい口調にびっくり。しかし、強制することはできないので、「分かったよ」とだけ返事をして私はロッカーを出ました。

「後輩だから奢ってもらって当たり前」

夫にこのことを相談しました。夫はHちゃんと同じ部署なので、Hちゃんのことはよく知っています。
するとどうやら、Hちゃんは以前私たちカップルと食事をした際、割り勘だったことを根に持っているようだという情報が。
「先輩は後輩に奢るべき」という考えを持っているようで、私のことを奢ってくれないケチな先輩だと陰口を言っていたのです。しかも私の夫の前で。

思い返せば、Hちゃんとお茶をしていたときはドリンク代程度だったため、私が払っていました。しかし、しっかり食事となると金額が大きくなるため割り勘にしていたのです。
私とHちゃんは3つしか離れていません。私は彼女にとって財布だったのだと気がついた瞬間でした。

ftnコラムニスト:うしさん

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