義母が突然の入院。忙しい合間をぬって、なんとか毎日お見舞いに行っていました。そんなある日、義母から突如入った誤爆メール。その内容に、私は怒り大爆発…!!

次男の嫁なのに・・・

私の夫は3人兄弟の次男です。義理の父はすでに亡くなっていたので、義母は一人暮らしをしていました。私は次男の嫁だったこともあり、結婚の際は将来の義母の介護や世話などについてはあまり考えていませんでした。

ところがこの義母、ちょっと癖のある人だったのです。とにかく物事をハッキリいいすぎるのです。

夫の兄弟たちもそれぞれみな結婚をしていますが、三男のお嫁さんとは合わず、長男のお嫁さんとも喧嘩をして、とうとう次男の私達夫婦の家の近くで暮らすようになりました。将来の介護要員として、白羽の矢が立ってしまったわけです。

義理母が腰を痛めて入院

そんな義理の母が、犬の散歩中に側溝に足を取られて落下。そのとき尻餅をついた衝撃で腰を痛めてしまいました。もともと椎間板ヘルニアがあって、あまり腰が丈夫ではなかったところ、年も年ですから仕方がありません。しばらくの間は絶対安静で入院が決定しました。

私も仕事があり日中は大変なのですが、会社帰りには毎日義母の好きそうな雑誌と和菓子を差し入れに、病院へ立ち寄っていました。

腰の問題なので食事制限がないのは幸いでした。しかし、やれ病院食がまずいから寿司を買ってこい、コンビニのものではなく義母の懇意にしている和菓子屋のおはぎがほしいとか、とにかく文句の多い人なのです。

看護婦さんに私の悪口を?!

義母は声が大きいのと、言いたいことをいうので、私と夫は周りに気を使い、個室へ入院させていました。そのせいもあって話し相手がおらず、入院中暇ということもあるのでしょうが、義理母の話し相手はもっぱら看護婦さんでした。

私が看護婦さんに挨拶をするたびに、「いつも大変ねえ」と気の毒そうな顔で言われるので、義母が私についてあることないこと言っているのだろうな、と想像がついていました。
それでも夫の母親です。私はぐっと我慢をして、義母の要望にこたえるべく毎日お見舞いに行っていました。

まさかのLINE誤爆! それ、本人に言う?

そんなある日、病院から帰宅すると義母からLINEが。今帰宅したばかりなのに、もう呼び出し!?と思って焦ってチェックすると、なんと

「まさこさん(義母の友人・仮名)、今日はお見舞いありがとうございました。見たでしょあれ、うちの次男の嫁、本当に気が利かないの!!」

まさこさんというのは、その日私が病院へ訪ねたときに、同じ時間帯にお見舞いに来てくださっていた義母の友人のひとり。私が帰ったのを見計らって、さっそく悪口のメールを書いているなんて。すっかり呆れ返ってしまいました。

毎日仕事で忙しい中、なんとか時間を作って義母の世話をしている私には受け入れがたい内容でした。しかも「あれ」呼ばわりされて私は怒り心頭。

「その気の利かない嫁が毎日差し入れているお菓子を食べているのは、どなたでしょうね!」とひとことLINEを入れて、完全ブロックを決め込みました。

それから退院までの義母の世話は全部、夫の担当に。夫は私のように毎日通うことはしていません。いびる相手がいなくなった義母は意気消沈しているそうですが、覆水盆に返らず。やっぱり意地悪をして、いいことなんてありませんね。

【ltnライター】叶かなえ

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