節約って良いことのように感じますが、やりすぎすると大変なことになるようです・・・今回は友人が経験した節約しすぎたせいで、旦那がおかしくなってしまったエピソードをご紹介致しますので是非ご覧ください。

節約大好きM子

友人M子は昔から節約が大好き。

趣味は通帳記帳で、お洋服やお化粧品には全く興味がありません。

食べることは好きですが、行くのはもっぱら食べ放題系のお店ばかり。

働いたお金はできる限り貯金に回したいようで、友人達からは誘いにくいと少し距離を置かれていました。

M子の結婚

そんなM子が、3つ年下の彼と結婚することになりました。

彼はとても優しいのですが、お給料が良くないとM子は会うたびに愚痴っていました。

友人達はM子の結婚を祝福していましたが、M子の節約癖が悪化しないか心配していました。

数年後、友人達の心配は的中してしまうのです...

子供が産まれて

M子の節約癖が悪化したのは子供が産まれてからです。

なかなか保育園に入れず、働きに行けないこと、旦那の安月給、毎月思うように貯金が出来ないことがストレスとなり、旦那への酷い仕打ちが始まりました。
節約のため旦那のお弁当は子供用お弁当箱、タバコと酒はやめさせ、飲み会に参加出来るのは上司の奢りの時のみ、無駄遣いするからとお小遣いはなし、電気代節約のため夜ご飯は19時までに帰れた時だけ。

など厳しすぎる管理をしたのです。

精神状態ギリギリの旦那

常に空腹状態でストレスを受けていた旦那の精神は崩壊寸前でした。

ある日、おかしくなった旦那はスーパーに入りフラフラした足取りでお惣菜コーナーへ向かいました。

目の前に広がる美味しそうなお惣菜の数々に旦那のブレーキは壊れたのです。

お弁当箱に手を伸ばすと、そのまま胸に抱えて走り出し、レジを通らず出口を出ました。

すると、「お客さん。ちょっといい？レジ通してないものあるよね？」

突然の連絡

M子の携帯に知らない番号から電話がかかってきました。

「はい？もしもし...」
「あ、スーパー〇〇のものですが、旦那さんがレジを通らずお弁当を持って帰ろうとしていたので、ちょっとお話聞いています。お迎え来れますか？」
M子は急いでスーパーに向かいました。

そこには警察官に囲まれた旦那が俯いたままパイプ椅子に座っていました。
「奥さん、ご主人すごく反省しているし、初めてだから店長さんも許してくれるって。だから警察には行かなくていいです。だけど、しっかりご主人とお話しして下さいね？」

M子は警察官からそう忠告され、泣きながら旦那と家へ帰りました。

その後のM子

帰宅したM子と旦那は話し合いをしました。
旦那はひたすら謝るのみでしたが、M子もそこまで精神的に追い詰めていたのかとショックを受け深く反省し、日頃の行いを改めるようになりました。
その後もM子は節約を続けていますが、旦那のお弁当箱は大きくなり、飲み会は毎月3回まで、給料日には冷蔵庫でビールを冷やしてあげているそうです！

気になるM子の貯金の目的は、ハワイに一戸建ての別荘を買いたいそうです！なんと壮大な夢！子供のためじゃないんかい！旦那よ頑張れ！笑

ltnコラムニスト：うる