男ウケするタイプの女子っていつもチヤホヤされて羨ましいなぁ……なんて思ったことはありませんか?しかし周囲にもてはやされて幸せそうな彼女たちも、実は心の中では色々な悩みを抱えているものです。今回はそんな男ウケ女子ならではのエピソードをお届けします。
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「男なんてみんな体が目当てでしょ?」

友人のA子はいわゆる肉食系の女子。来る者拒まずの姿勢と、もともとの社交的な性格で、大学時代のサークルでは何人もの男性を食い荒らしてきました。
しかし、さまざまな男性と遊びながらA子は「男なんてみんな似たようなもんだよね」と虚しさも感じていたといいます。

たった1人だけ落ちない男が!

そんな中、サークル内でただ1人だけA子に興味を示さない男性がいました。同期のB太です。サークル内のほとんどの男性がA子に言い寄っては遊び相手にしようとする中、B太はA子に近寄ってくることもありません。

A子はなんだかプライドが傷つけられた気がして、サークルでの飲み会の時、わざとB太の隣を陣取りました。
話してみるとB太は意外と気さくで、女性の扱いも慣れているようでした。A子はわざと身体を寄せてみたり、顔を近づけてみたりとB太の心を揺さぶろうとしますが、B太は顔を赤らめることもなく、冷静に「何してんの?」と不思議そうな顔をするだけ。A子が「もしかしてこの人ゲイなのかな……」と疑うほどでした。

ついに痺れを切らし……

それからも事あるごとにA子はB太を落とそうとしますが、B太の態度は変わらず。B太の前ではなんだかいつもの男ウケする自分になりきれなくて、調子が狂う!とモヤモヤしていました。

かなり仲良くなってもそんな様子だったので、ついに痺れを切らしたA子は、「ねぇ!なんで私に手ださないの?!」とB太に突っ込んでしまいます。
するとB太は大笑いしながら、「なんで手を出す出さないの話になるわけ?友達なんだからそんな気張らなくていいよ。ほんと面白いな~お前!」と言ってきました。

それでやっとA子は、自分を「女」としか見てくれない男性たちと違い、B太だけは自分のことを「1人の人間」として認めて受け入れてくれていることに気づきました。
そして、そんなB太の前では飾らずに自然と素の自分になってしまっていることにも。

虚しさを消してくれた彼に感謝

それからA子は男遊びをスッパリやめ、まずは友達としてB男としっかり向き合うことにしました。
3年後、大学卒業のタイミングでついにA子はB男に告白。結果はOK!
あんなに男遊びが激しかったA子が3年かけて一途に恋愛を実らせたことに、周囲はびっくりしていたそうです。

「女」ではなく「1人の人間」として認められたことで、やっとA子の虚しさはなくなったのでしょうね。いつまでもお幸せに♡

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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