結婚は他人と他人が家族になること。思いもよらなかった価値観の違いに戸惑うこともたくさんありますよね。相手の実家で慣れない風習に驚いたという人も少なくないのではないでしょうか?
今回はお正月で義実家を訪れたときに辛い思いをしたエピソードを筆者の友人に聞きました!
画像: ftnews.jp
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お正月を義実家で迎えることに

友人のA子は、今年のお正月に初めて夫の実家へ泊まりで帰省しました。
出発前は「2泊もするなんて大丈夫かなぁ」と不安でしたが、実際到着すると姑も舅も義兄も快く歓迎してくれて、いわゆる”嫁いびり”なんて一切なさそうな状態。
「これなら楽しく過ごせそう!」とホッと胸を撫で下ろしたA子でしたが、実は本当の試練はこれからだったのです……。

和やかな雰囲気に安心してたけど……

元旦の午前中に到着したA子たち。さっそく家族揃って昼食を食べることになりました。
食事と一緒に配られたのは、ちょっと高級そうな袋に入った割り箸。「お正月だからこれで食べてね」と姑に言われるがままにその割り箸で食事を終えたA子でしたが、片づけを手伝うつもりで自分と他の人たちの割り箸を集めてゴミ箱に捨てようとすると、姑から予想外の一言が。

「あ、その割り箸は捨てちゃだめよ~!夜も使うから!」

A子は一瞬「え?」と思ったものの、深く考えず言われるがままに割り箸をまとめて姑に渡しました。

しかし数時間後、夕食の時にその使用済みの割り箸が再び登場して驚愕!しかも全員分の割り箸がごちゃ混ぜになっていて、誰が使ったものか分からない状態……。しっかり洗った様子もなく、先のほうが湿って変色しているのも気持ち悪い……!

でもA子以外の家族は、夫も含め全員気にせずその割り箸で夕食を食べ始めました。A子はとても使う気になれず、箸を使わずに食べられるものばかりを選んでなんとか夕食を終えたそうです。

義実家の風習?!

夫と2人きりになってから聞いてみると、義実家では1月3日までこうやって割り箸を使い続けることが判明!

(A子は知らなかったのですが、地域によっては「祝い箸」と呼ばれる箸を元旦から何日も使い続ける風習があるそうです。でも多くの場合、自分のお箸を自分で使い続けるもの。家族でごちゃ混ぜにしてしまうのは珍しいほうだと思われます……)

夫にやんわりと「ちょっと抵抗あるかも……」と言ってみたものの、夫は「なんで?家族なんだから大丈夫だよ!」と笑顔でとんちんかんな返答をするのみでまったく頼りにならず。

結局A子は義実家滞在中、なるべく箸を使わないようにするためにあまり食事をとれず、かと言って正直に「汚いから使いたくない」と言う勇気もなく、姑たちに心配されつつひもじい時間を過ごしたのでした……!

まとめ

いくら夫の家族とはいえ、箸を共有するのは嫌ですよね。何が起こるか分からない義実家滞在、念のために非常食を忍ばせていったほうがいいのかも?!

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの


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