ママになるといろんなママに出会います。そんな中でもちょっと珍しいママ同士のほっこりエピソードをシェアさえてください♪
画像: ftnews.jp
ftnews.jp

念願の子供ができた高齢出産のRさん

Rさんは妊活を続けてやっとの思いで妊娠出産をした、いわゆる高齢出産のママです。初産の年齢は40代半ばを超え、さらに産後のホルモンのせいで白髪が一気に増えてしまい、かと言って美容院に行く時間も取れなかったこともあり、見た目がかなり老け込んで見えてしまっていました。外に出ると、赤ちゃんの遊び場では「あの人、お母さん?おばあちゃん?え、どっち?」と聞こえるように言ってくる人もいました。そんなこともあってか外に出ることが億劫になってしまい、引きこもるように。

電車で助けてくれた高校生は、同じママだった!!

そして子供の健診で病院に行くために外出をした時に、電車の中でも「ねぇ、あの人、おばあちゃんみたい、、、」とコソコソ話をするような人がいたのです。もういや、、、と泣きそうになっていたら、「ねぇ、ちょっと。そういこと言って楽しい?」と発言する声が。パッと顔を上げると、そこには赤ちゃんを抱っこ紐に入れて制服を着た女子高生がいたのです!「あっち、席空いてるから座りましょう!」と誘ってくれて一緒に優先席に座りました。「あ、ありがとうございます、、、お嬢さんは、妹さんとお出かけなの?」とRさんが聞くと、「あ、やっぱりそう見えちゃいますよね♪この子、娘なんです♪」と言うからビックリ!彼女は若くして妊娠出産をして学校に通いながら子育てしている話をしてくれました。今はちょうど学校を早退して健診で病院に向かっているところだというのです。

お互い辛い境遇を語るも、高校生ママは前向きだった。

女子高生ママは、学校で友達以外の人やご近所さんの目が冷たいと言う話もしてくれて、Rさんは自分とは違う境遇であっても同じように世間は冷たいのだなぁ・・・と悲観していました。でも彼女は、「お互い世間の風が冷たいですね!でも、腕の中はあったかいから大丈夫ですよ♪」と赤ちゃんをぎゅっとしながら前向きな発言をしてくれたのです。こんなにも堂々とている彼女を前にして、Rさんの気持ちは変わっていったのです。Rさんが降りる駅に着く頃、「今日は話しかけてくれてありがとう。よかったらこれからも仲良くしてくれないかしら?」と勇気を出して話しかけたのです!女子高生ママも「えー!?そんなこと言われたことなかったからうれしー!!LINE教えてー!」と、屈託のない笑顔で連絡先を交換してくれました。

その後、Rさんと女子高生は子連れでカフェや遊び場に行きました。その都度、どこかでヒソヒソ話の声がしていましたが、Rさんはもう何も気にならなくなったとのことです。それどころか、女子高生ママと過ごすことで、気持ちも見た目もどんどん若返っていったRさんには、もう聞こえなくなっていたのかもしれません♪

ftnコラムニスト:南さおり

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.