少子化が進むなかで、一人の女性が一生で産む子どもの数も年々減っています。高齢出産や経済的な理由から、やむ終えず一人っ子を選んだ夫婦も多いはず。今回は、ママ友たちとのランチ会後に一人っ子ママさんに起きた悲劇をご紹介します。
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ママ友たちのランチ会に誘われる

30代のAさんには、5歳になる一人娘がいます。

子どもが一人なので、幼稚園の役員なども積極的に引き受けていました。

ある日、幼稚園のママ友からランチ会への誘いがあり、参加することになったのです。

子育ての悩みを打ち明けるママ友

当日参加したメンバーは、Aさん以外は子どもが二人以上いるママたちでした。

夫の愚痴や幼稚園の先生のうわさ話で盛り上がったあとです。

ママ友のBさんが「うちの息子、癇癪がひどくて困っているの」と育児の悩みを打ち明けはじめました。

いつも叱りすぎて息子が「ママ怖いよ」と泣き出すこともあるそう。

そんなわが子の様子をみて「なんてダメな母親なんだと自分を責めて落ち込む毎日で…」と心のうちを明かしてくれたのです。

和やかに終わったランチ会

世話好きで人の良いAさんは、Bさんの悩みを真剣に聞いていました。

そして「うちでは、癇癪が起きたときは娘の好きなおやつを出したり、時間がある時は公園に行ってストレスを発散させたりしているよ」と具体的なアドバイスをたくさんしたのです。

ママ友のBさんも、Aさんからのアドバイスに、耳を傾け「ありがとう!試してみるね」と笑顔で言ってくれ、ランチ会は終わりました。

親切にアドバイスしたことが仇となる

Aさんが娘の寝かしつけを終えて、リビングに戻ってきたところに、ちょうどBさんからLINEがきました。

今日のランチ会での話のことかな?と思ってすぐに開くとそこには

「一人っ子の親って半人前だし、偉そうにアドバイスしてきてマジでウザかったわ〜」

と書かれていたのです。

Aさんか通知を開いて数秒後、画面には「メッセージの送信を取り消しました」と表示がされます。

結局そのあとBさんから謝罪はなく、幼稚園でも何事もなかったように接してきたそうです。

自分が一人っ子のママであることで、ママたちから陰口を言われていると知ったAさん。

その後は、ランチ会などのお誘いはすべて断っているそうです。

子どもの人数によって、親の負担や責任は変化しますが、親であることは変わりありません。

産んだ子どもの数によって、親の格が決まるわけではありません。

親が本気で子どもと向き合って子育てをしているかが一番大切です。

ftnコラムニスト:広田あや子


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