妊活。それは子供を望む前向きな行動ですが、実際当事者になると大変なこともたくさんあるようです。不妊の原因は女性・男性どちらにもあり得るもの。しかし、自分に原因があると思い込んでしまう女性も多い模様。今回は、そんな女性のエピソードをご紹介します。
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病にも負けず不妊治療に挑戦

30代のAさんは結婚5年目です。

夫が11歳年上なので、結婚後すぐに妊活をスタートします。

しかし3年すぎても自然妊娠できず、夫婦でクリニックに通い検査をうけました。

するとAさんに、卵巣腫瘍が見つかり摘出手術をし、その後も不妊治療を頑張っていました。

周囲の出産報告も笑顔で祝っていたが…

数年の治療を経て、やっと妊娠したAさん。

しかし1年に2度の流産を経験してしまったのです。

そのため、夫婦で食事制限をして体質改善に取り組んだり、漢方や妊活サプリを飲んだり妊娠にむけできることは何でも挑戦していました。

30代も半ばをすぎると、会社の同期や学生時代の友人たちもどんどん出産していきます。

同期や友人たちからの報告にも、笑顔で喜んでいたAさん。

自分にもかならず赤ちゃんがやってくる!と信じて頑張っているのですが、本人は精神的にも追い込まれていました。

ハンバーガーをむさぼる母親に嫉妬し号泣

休日、夫とデートを楽しんでいたAさん。

信号待ちをしているときに、ふと横を向くとマクドナルドが目に入りました。

そこにはAさんより2倍以上はありそうな、ふくよかな体型のママが、幼い子ども3人をつれてハンバーガーをむさぼっていたのです。

その瞬間、Aさんのなかで気持ちの糸がプツンと切れました。

気づくと「なんであの人には子どもができて、私にはできないの」と声を荒げていたそう。

そして夫に抱き抱えられるようにして、道端に座り込み号泣してしまったのです。

不妊治療はメンタルケアとセットで!

現在Aさんは3度目の治療で、無事に赤ちゃんを出産できました。

号泣した日は、ちょうど夫婦で不妊治療をおやすみしようと話し合っていたそうです。

日々終わりが見えない不安と、かさんでいく費用に悩み、2度も流産をした自分を責め続けていたそう。

不妊治療とメンタルサポートは切っても切れない関係です。

地域によっては都道府県ごとに、不妊専門のカウンセラーやコーディネーターが設置されています。

女性一人が抱え込んだり、夫婦で落ち込んでしまったりする前に、メンタルケアを活用してくださいね。

ftnコラムニスト:広田あや子

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